わたしには専属カメラマンがいる
わたしは趣味で写真を撮っているのだけど、実は被写体歴の方が長かったりする。
写真を撮られているうちに、撮る側に興味が湧いてきて、気がつけばカメラを片手に旅をしながらいろんな写真を撮る人になっていた。(まだそんなに上手くはないからこれから練習する)
写真って、見返してみたらすごくよくわかるんだけど、誰に撮られたかによって、ぜんっぜん違う顔してるの。
"この時の撮影めっちゃ楽しかったんだろうなぁ"とか、"めっちゃ無難な顔してるなぁ、この時の撮影微妙な雰囲気だったんだろうなぁ"とか。被写体をやってると、そりゃ色んなカメラマンさんに会うから、色々あるわけで。笑顔で写っていても、心の中で思っていることって自分で後から見てもわかってしまう。
でも、どんな時でも、わたしの最高に楽しそうな写真を撮るカメラマンが、この世に1人だけいる。
それは、何を隠そう、わたしの彼氏。
彼の写真の中にいるわたしは、いつも最高に楽しそうで。"撮られる"って分かってる時のよそ行きの顔じゃなくって、何も飾らない、そのままのわたしで。
恋人じゃないと撮れない写真って、きっと、こういうものを言うんだなぁとわたしは勝手に思ってる。
新千歳空港でご機嫌にきのとやのソフトクリームを買ったところ。「なぁなぁ、ほら!めっちゃでかいやろ!食べてまう前に写真撮ってー!」の図
新潟のゲストハウスでお酒飲んで酔っ払ってダチョウのぬいぐるみと仲良くしてるところ
「パウダースノー!!!」って北海道の雪に興奮して投げてたら顔面に降り注いできたところ
「見て!めっちゃでかい氷見つけた!かっこええやろ!ほらほら!」の図
わたしと彼のアルバムには、こんな感じの楽しそうな写真がたくさんたくさんあって。
アルバム遡って見る度に、楽しかった思い出がありありと蘇る。
「めっちゃいい顔してるなぁ、わたし」って彼に向かって言ってみると、『そりゃ、俺はあやめの専属カメラマンやからな』って返ってきて。(うれしい)
いつも撮られてばっかりだから、わたしもたまには彼を撮ってみようと思ってカメラを向けてみた。
思ったよりも数百倍良い顔してた。
恋人が撮る恋人の写真って最高かよ〜〜〜って、自分で勝手に思ってしまった。
***
さて、そんなわたしたちは、今日でお付き合いを初めてちょうど8年になりました。
photo by いけぽん大先生
あれからもう8年か、という気持ちがすごい。
付き合ったり別れたり、色々あった8年だったけれど、それでもこうしてこの日をまた迎えられたことが嬉しい。
これからも、末永くどうぞよろうしゅうに。
いつもありがとうやで。
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