好きとありがとうは忘れたくない
「一緒にランチしない?ちょっと相談したいことが…」
ふいに飛んできたメッセージは、同僚からだった。
わたしに相談したいこと…?なんだろう…転職かな…??
って、同じ会社で働いてるにも関わらず、"相談=転職"っていう思考になってしまうあたり、人材業界で働いているが故の職業病なのかもしれない(笑)
で、何の相談だったのかというと、恋愛について、でした。
「彼女から同棲解除の申し出をされている。男友達にはいっぱい話を聞いてもらったけれど、女子目線の意見が聞きたい」と。
つまり、破局の危機なんだけど、別れたくない!どうしたらいい?って話。
わたし、今の彼とは何度かの破局を乗り越えた(過去2回復縁経験あり)こともあるし、色んな恋愛をしてきたことからとある媒体で恋愛相談コラムも書いていたりするし、っていうことで同僚のお悩み相談会を開催することになった。
同僚の話をよくよく聞いてみれば、家事とかを彼女任せにしてしまっていて、感謝の気持ちも無くそれが当たり前になってしまっていた同僚に対して、彼女の不満が爆発したのだとか。
喧嘩して初めて、彼女の大切さとか、ありがたさとか、大事さに気づいたみたいで、信頼を取り戻すために必死に行動しているらしい。
なんだ、それなら大丈夫じゃん。
って、わたしは率直に思った。
ちゃんと自分で気づいて、行動して、お互いのより良い関係構築のために必死に考えているこの時点で、うまくいくはず。
彼女のことが好きだから、ここまで悩むし、彼女のことが大切だから、こんなにも必死になるんだね。
だからわたしは同僚に言った。
「その気持ちを、素直に彼女に伝えてみて」
きっと、自分に時間とかお金を多く使って欲しいっていう、そういうコストじゃなくて。ありがとうの言葉だったり、好きだという気持ちだったり、そういう思いやりみたいなあたたかい想いみたいなのが欲しいものだと思うから。
「家事を手伝ってくれない」→『じゃあやればいいんでしょ』じゃなくて。
「いつもご飯を作ってくれてありがとう。おいしいよ。」
「掃除してくれてありがとう。明日はぼくがするね。」
そんな言葉でいい。感謝と、思いやりを伝えよう。
恋人同士のあれこれは、コストとコストの等価交換なんかではなくて。仕事や負担は5:5でなければならないとかではなくて。
自分が2で、相手が8だったとしたら、その分やってくれてありがとうの気持ちを倍にしてお返しすればいい。
当たり前に身近にいるような存在の相手にこそ、言葉に出して自分の想いを伝えるべきだと思う。
「好き」と「ありがとう」は、何度でも伝えるべきだと思う。
***
お昼休みの1時間をかけて同僚の話を聞いて、相談に乗って。
話しただけで気分が軽くなったし、本当に相談してよかったって言ってもらえて。
別に何も大したことは話してないけれど、そうやって言ってもらえると嬉しいなあ。
"アドバイザー、向いてるよ"ってキャリアアドバイザー本人に言われたわたしは、ただのしがない営業担当。
わたしと話すことでちょっとでも前を向けるなら、少しでも前進できるのなら、それで十分だなって思う。
みんなの不安な気持ちや悲しい気持ちを、少しでも和らげられる人で、ありたいな。
今日もお疲れ様でした。
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