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誰かの目が無いと、わたしはちゃんとできないから【あやめしの部屋】

何もかもが、ぜーんぶ嫌になってしまうことがある。

何もしたくない。ご飯も作りたくないし、〆切間近の原稿だって書きたくない。生産性のあることはまっぴらごめんで、ひたすらだらだらと、何も考えずにテレビを見たり、スマホを見たり、無駄な時間だけを好きに過ごしていたいと思う時が、たまにある。

20代独身で、1人暮らしだった頃は、望んだ時にそんな生活が出来た。自由だった。

でも、今はちがう。だらだらしたいという気持ちはあれど、実際には、だらだらしない。自分の中でスイッチを切り替えて、「さ、ご飯作るぞ!」「さ、掃除するぞ!」「さ、原稿書くぞ!」と、行動する。これは決して、自由を手放したのではない。なんというか、「大人になったな」という感覚だ。

自由に無駄な時間を過ごしたいという気持ちに素直に従って、本当に無駄な時間を過ごした後、いつも自分に押し寄せてくるのは後悔の気持ちだった。
あの時だらだらしたツケが必ず後の自分に返ってきて、その度に「あの時だらだらしなければ…」と、過去の自分を悔やむことになる。そんな日々を、何度繰り返してきたことか。

だから、「だらだらしたい」という気持ちはあれど、だらだらせずに「さ、やるぞ!」と行動に移せる今のわたしは、とてもちゃんとしている大人な自分になったな、と思うのだ。

どうして、だらだらする過去の自分から脱却することが出来たのかというと、

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