迷路に咲いた花弁

もし私に死がおとずれるなら・・・

明け方に目覚めた虚しい朝は
私の心に語りかける

一人ぼっちのコーヒーカップは明け方の朝にぴったりはまった

ランチを共にする仲間もいなければ

夢を語れる友もいない

小さくなった私の心は細いギターの音色を奏でて

明け方が明け方で終わってくれれば

少し冷たいブランケットに包まれて・・・

情緒不安定な心地よさとマッチする

今更立ち上がる気力もなく

いつ目覚めるかなんてわからない

そんな世界が続いていれば

もっと気楽に沈んでいられるのかもしれない

季節はかわり色彩美をわたしに魅せて

戯けて魅せても

私の情緒不安定さは変わらない

もし私に死がおとずれるなら

私はあなたの前から消えただろうか

もし死がおとずれるなら

あなたのそばに

時はなにも言わずただ、ただ淡々と

私にもし死がおとずれるなら

私はどこへ向かえばいいのか

残された道はだれとあるけばいいのか

花は美しく

花は咲いて

また散った

迷路のような道にも誰かの花は咲いている

また彼らも何かを抱えて

そう思ってみれば

誰もが何かを抱えて咲いて。

私にもし死ぬ時がきたなら

迷路に散った花びらの様に

明け方目が覚めた時には

きっと満開の花のなかに

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