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パソコン

私が小学生の時、父親がMSXというパソコンを買った。

父親は新しい電化製品が好きだったようだ。
VHSが主流になる前に、ベータのビデオデッキもあり、Macもいち早く買って使っていたのを覚えている。


私は父が仕事で留守の時に、MSXのパソコンを使ってよく遊んでいた。
お年玉でゲームカセットを買って遊んだり、BASICを使って簡単なプログラミングをしてみたり・・・

Macは使わせてもらえなかったが、MSXは使っているうちに自分のパソコンのようになっていた。


パソコンに触れる事が増え、次第に楽しさを感じた私は、高校受験を商業高校の情報処理科にしたいと担任に伝え、無理と言われながらも頼み込んで受験し、なんとか合格。


情報処理の授業では、紙テープや磁気テープ、磁気ディスクなど、教科書のコンピュータの歴史のところに載っているものを実際に見たり、FORTRANやCOBOLを学んだ。


商業高校なので、卒業後は就職する生徒が多い中、もっとコンピュータを学びたいと思った私は、両親に無理を言い、4年制のコンピュータ専門学校へ進学した。


専門学校では、8インチ、5インチ、3.5インチのフロッピーディスクを使って、FORTRAN、COBOL、アセンブラなどを学び、何度もチャレンジして情報処理第二種試験を合格した。

資格を取得したし、このままプログラマやSEを目指せば、ある程度の収入も得られたはずなのに、納期前は徹夜だと聞き、普段の生活の中でも何よりも睡眠が一番だった私は、迷わず事務職を選んで就職した。


事務では、エクセルやワードを使ったり、社内受注システムへの入力を行ったりしていた。仕事に慣れてからは、効率化のためにマクロを組んでみたり、社内LANネットワーク整備などを手伝ったりした。



長女出産のため退職し、数年経った頃、デスクトップパソコンを使って在宅ワークを始めた。
手書きのアンケート結果をエクセルに入力していく仕事が多かったが、この時に、エクセルのデータ入力のスピードアップ方法や、データの圧縮・解凍、パスワードをつけた保存など、離れた場所とのデータのやり取りをする方法を学べ、収入は多くなかったが、得るものは大きかった。


その後、次女・長男を出産し、子どもの成長とともに、テープ起こし、画像加工・ネット販売のお手伝い、専門学校の講師の助手を経てからの講師、派遣会社での事務、職業訓練校の講師など、パソコンを使った仕事を色々経験した。

色々な職を経験するたびに、色々な学びがあり、それが今の私に繋がっているなと感じている。


初めてパソコンに触れてから40年弱・・・
この経験を活かして、プライベートレッスンやオンラインレッスンを始めるために、ホームページを作ってみたり、大手レッスンサイトに登録はしてみたものの、大量の情報に埋もれてしまっている今日この頃・・・


収入がないと困るので、スキルアップを兼ねて、再び在宅ワークを始めながら、講師の仕事も続けていきたいと思っている。




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