自分のために書いている。でも、いつかは。【藤原華さん主催コンテスト「なぜ、私は書くのか」反省会】
ごめんなさい、私は嘘をついていました。
藤原華さん主催コンテスト「なぜ、私は書くのか」に応募した、この記事のことです。
コンテストの結果発表はこちら↓
私が応募した「脳が『書け』ってうるさいんだ。」の中の、
前半は本当です。
でも、後半は嘘です。
なぜなら、届ける本気度が足りないからです。
藤原華さんの記事を読まれた方はおわかりかと思いますが、読者に届けるための、あの熱量が、あのエネルギーが、私の文章にはこもっていません。
なぜ自分の思いをアウトプットしたいくせに、心のどこかで「読まれなくてもいいや」と思っているのか。
なぜ「私の体験談をエッセイにするけど、ワンチャン誰かのお役に立てればなー」程度の気持ちなのか。
答えはシンプル。
私は、私の心の傷を癒やすために書いているからです。
中途半端な覚悟で、自己満足の文章を「あなたのために書いてますよー」なんて、おためごかしに書いていました。
うまく飾りつけたつもりでも、本質は読者にはバレるものです。
そんなものを読ませてしまって(クリックすらされていない可能性大ですが)、中間選考の審査員のマネージャーさんには非常に申し訳ないことをしました。
私の記事、つまらなかったですよね。
また、嘘をついていたこと、読んでくださった方々、スキをくださった方々にも申し訳ないです。
謹んでお詫び申し上げます。
すみませんでした。
でも、私は書くことをやめません。
心の傷が、まだまだ疼いているからです。
書き続けなければ、傷が癒えないのです。
いつか傷が癒えたとき、私は書くのをやめるでしょうか。
それはそのときになってみないとわかりません。
でも、私の人生の野望のひとつは、「本を出すこと」です。
本を出すためには、読者のためになる文章を書かなければなりません。
だからいつかは、「自分のため」から「読者のため」にシフトしなければ、夢は叶いません。
コンテストに落選した今、不思議と気持ちの落ち込みはありません。
正面切って「あんたの文章おもんないねん!」と、マネージャーさんが教えてくれたからだと思います。
だって、私が人生で一貫して褒められてきた「文章」について、変に自信持っちゃってたところ、見事にへし折ってくれたんですから。
魂込めて。
いっそ清々しいです。
いつかは、あなたに届く言葉を紡ぎたいです。
だから、時間をください。
今はまだ、人に届けるための文章が書ける時期ではありません。
私はきっと、この先休むことはあっても、筆を折ることはない気がします。
だから、もう一度言います。
時間をください。
わがままで本当に申し訳ございません。
これは、史上最年長の75歳9ヶ月で芥川賞を受賞された黒田夏子さんの受賞コメントです。
私はこの言葉がとても好きです。
あ、私も生きてる限りあきらめなくていいんだ、って、いつも思わせてくれます。
死ぬまでに本を出したいです。
だからいつか、ちゃんと言葉を届けられるようになります。
コンテストに応募し、落選するまで、私は私の書く目的がまるでわかっていませんでした。
華さん、マネージャーのジャスミンさん、気づかせてくださり、本当にありがとうございます。
いつか見ててくださいねっ!
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