レモン「味」のリップ
ファーストキスはレモンの味・・・
私が小中学生のころにまことしやかに囁かれていた噂。
(今のティーンは聞いたことあるのだろうかw)
小学校高学年のころ、ピチレモンという雑誌を愛読していました。
大沢あかねが番長的存在の、大人気雑誌だったんですが、
読者からの投稿コーナーで、
という投稿があったのを今でも覚えています。
そのころ、色気づいてお化粧に興味が湧き始めた年ごろで、
でもがっつりメイクすることは叶わないので
リップクリームを集めたりするのがささやかな楽しみでした。
そのリップクリームコレクションの中に、
レモンの香りのものもありました。
リップって、味なの?香りなの?
リップクリームって、舐めてもレモンキャンディみたいに味がするわけじゃない。
なのに、なんでレモン「味」って表現するんだ?
それがずっと疑問でした。
レモンの香りはするけど、味はしない。
この謎は、香料会社に入ってやっとわかりました。
「レモンの香り」を「レモン味」に変える方法
その方法は、結論から言うと、
リップ塗る
砂糖まぶす(食用クエン酸の粒も混ぜるとより良い)
唇舐める
この手順を踏んでいただければ、リップの「香り」が「味」として感じられます!
その理由は・・・
味というのは、基本五味である
甘味
酸味
塩味
苦味
旨味
のことです。
人が
「レモンの味がするなぁ~」
と感じるためには
レモンの香り+レモンの味(甘味や酸味)
が揃っていることが必要なので、
香りだけ舐めても、味の要素がないと、
「香りがするのに味がしない・・・」
ということになってしまいます。
逆のパターンで考えると、
いろはす などに代表される、ニアウォーター。
砂糖がたくさん入っていることで、
ネガティブな話題にも上ったりしました。
もし、いろはす が砂糖なしで作られたら、
リップと同じで
「香りがするのに味がしない飲み物」
になってしまいます。
一応果物のエキスが入っていると謳っていますが、
ほぼ香料と砂糖で出来上がっていると考えていいと思います。
砂糖なくしてあの「甘くてまるでジュース!」な風味は再現できないということ・・・
海外では甘味料ガッツリ使って、甘いけどカロリーオフな
ニアウォーター(フレーバーウォーター)があったと思うのですが、
いろはすは天然水使用!と天然感を謳っているので、
あえて人工甘味料などは使っていないのかも・・・