アラスカのマラソン山にて
7月4日、アメリカの独立記念日。
この日、アラスカでは山の麓から山頂の往復を競い合うレースが行われている。しかもすでに50年近くになる上、舞台はスワードという町にあるマラソン山。レースはマウンテン・マラソン。
レースの様子はこの動画を見るとわかりやすいかもしれない。
https://youtu.be/AaXum47XJxs
このレース、きっかけはとてもシンプルで
スワードに住む男ふたりがお酒を飲みながら
「あの山の上まで、どちらが早く行って帰ってこれるか、競争しよう」
という話から始まったそうだ。
正式に始まったのが1915年で
それが何十年も続いている。
私はこのレースの取材の前の年、
アドベンチャーレースのゴール地点として、
この町にいた。それも7月4日で、町は大混雑。
アドベンチャーレースを観に来た人がいるのかと思いきや、
トレイルラン界のスーパースター、キリアン=ジョルネがこの日、このレースに参戦していたため、例年になく観戦者が多かったのだ。
コースは8割方、麓から様子をみることができるので、
参加する選手だけでなく、応援する人たちの姿も多い。
また夜は独立記念日の花火も上がるため、
町は年に一度のお祭り騒ぎ。屋台もでている。
基本的に常連が多く、当然宿は取りにくい。
キャンピングカーが所狭しと並んでいる。
レースそのものは標高差約921m 、距離約5kmの往復レース。
平均速度は登り時速約3.22キロ、下り時速約19.31キロ。
約40分ほどでトップが戻ってくるため、
撮影はヘリを使うことになった。
まず男性の選手達がスタート、そして子どもたち、ラストは女性。
男性の撮影はヘリで、子どもと女性は麓で撮影。
このときの記事はTarzanに掲載されている。
良ければぜひ。