アドベンチャーレースとの出会い
今でこそ、アドベンチャーレースの世界で少しは知られるようになりましたが、私自身はアドベンチャーレースをするわけではありませんし、どちらかというと裏方側。それは20年経った今でも同じです。
アドベンチャーレースと出会う前…
私はスノーボードのワールドカップの取材のため、渡米。現地に向かう飛行機の中である女性(Kさん)と隣り合わせ、意気投合。(記憶が間違っていなければ)当時彼女は歯科衛生士をしながら、スポーツジムで食のアドバイザーとして活動していました。そして後に、有森裕子さんや高橋尚子さんの専属の栄養士となるのです。
数年後…私は女性のプロスノーボーダーとカメラマンと3人でスノーボードを持ってモロッコへ。
サハラ砂漠でスノーボードとサンドボードを楽しむ内容で、JALの機内誌に14ページで掲載。それからすぐにモロッコ観光局から連絡を頂いたのです…。聞くと、エコ・チャレンジというレースがモロッコで開催されるので取材できないか?とのことでした。砂漠でスノーボードの取材ができるくらいだから行かれるのではないかと思ったようです(^_^;
正直アドベンチャーレースがなんなのかよくわからず、映像を見せてもらったのですが、その場で即答。「無理です!」と。ワニがいたり、ラクダがいたり…雪の世界にいた私には真逆な世界。
ところが当時、よく一緒に仕事をしていた写真家の滝口保さんにそのことを話すと、目を輝かせながら「実は僕は昔からエコ・チャレンジやレイド・ゴロワーズの撮影に行きたかったんです」と。
それから数ヶ月後、
栄養士であるKさんから飲み会の誘いを受けて参加すると、そこには白戸太朗さんが出席。もちろん初めてお会いしたのですが、会話の中に「サロモンクロスアドベンチャーが開催され、それにイーストウインドとして参加する」とのこと。なんだか最近どこかで聞いたようなレース。
滝口さんに伝えると、
「ぜひ白戸さんを紹介して欲しい」と熱く訴えてくるのです。
数日後、新橋で待ち合わせ。
二人は意気投合し、取材に行くことになったのですが、
ふたりの目が私に注がれ…
「ライターも必要だよね〜!」と一言。
エコ・チャレンジの映像が脳裏に残っていたので、いやいやそれは無理でしょう〜と苦笑い。ただ地元開催でもあり、そのふたりの説得から逃れられず…結局取材メンバーとなりました。
当日は滝口さん、栄養士の女性Kさん、そして私の3人で取材に行ったのでした。
その十数年後には、国内で国際レースを運営することに。
人生何があるかわかりません。