カッフェとエスプレッソとコーヒー
カフェ(コーヒーを飲む場所)ではなくて、カッフェ。
イタリア語では「カッフェ」が「コーヒー」の意味です。
コーヒーを飲む場所は「バール(bar)」。日本で言う「バー」とは違います。
こう書くとややこしいですね。
そしてイタリアでは caffèと言えば エスプレッソのこと。
Un caffè per favore. (コーヒーを一つお願いします)
と言ったら100%エスプレッソが出てきます。
エスプレッソのことを caffè normale (普通のコーヒー)ということもあります。
昔からエスプレッソも嫌いではなかったですが、イタリアにたびたび行くようになってからは、すっかりエスプレッソ派になりました。
1か月の語学留学から帰ってきたころは、日本でコーヒーサーバーのポットから注がれるコーヒーが飲めなくなっていたことすらあります。
なんか、味がないのに酸味系の香りだけあるって感じで。
(いまは飲めますw)
家でコーヒーを飲みたいときもエスプレッソかエスプレッソを使ったカプチーノ。最初は、これを買いました。
いちばんシンプルで、イタリアのどこの家庭にもある直火式のエスプレッソメーカー。出来上がりのタイミングを知るのには経験が必要?ってあたりも自動ではない良さというか。
家でふわふわカプチーノが飲みたくなって、その後これもイタリアで買いました。
ピンクバージョンものがあってそれを持っていました。いまオフィシャルサイトに見当たらないので製造やめちゃったんですかね。
牛柄と言い、ぽてっとした形と言い、かわいくて気に入っていました。
ただ、やっぱりミルクを使うのでちゃんと洗っていてもどこか脂肪分が残ってしまうのか、機構がうまく働かなくなってしまいました。
いまは Nespressoのカプチーノも作れるマシンです。私のモデルはすでに販売終了してしまっていますが。
これを買ってからは、基本的に毎朝カプチーノです。
そして会社のカフェ。
ありがたいことに、前職も、7月から働き始めた今の会社も、会社のビル内にカフェがあります。
そして、ちゃんとしたエスプレッソマシン(イタリアのバールにあるようなマシン)を備えています。
さすがにイタリアのバールのバリスタさんが淹れるものには敵わないですが、それでもマシンのパワーが違うのでよく飲んでいます。
ここ数年で増えた、街のカフェでハンドドリップで淹れてもらうコーヒーもおいしいし、待つ間も含めてゆっくりした時間を過ごすというのも好きですが、やっぱりエスプレッソが好きです。
先月だったか、東京で何度か行ったことのあるカジュアルイタリアンでランチをしました。ホールスタッフさんにイタリア人もいて、イタリア人客もいるので、そこここでイタリア語が聞こえているような店です。
食後の飲み物を聞きに来たスタッフさんがイタリア人の方でしたので、
"Un caffè normale per favore"
と言いました。
数分後。
私のもとに届いたのは
液量たっぷりのコーヒー
でした。
相手がイタリア人とはいえ、日本における「普通のコーヒー」はこっちだものね…。私がオーダーを間違えました。
もちろん、そのままいただきました。
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