アロアロー、こちらアロフト
泊まってよかったシリーズ、第二弾でございます。
アロアローはフランス語のもしもし、なのでフレンチダジャレでのスタートでございます。
ワタクシ現在、マリオットのプラチナチャレンジという名のもとに、計画的プチ家出を繰り返しており、家出最高です!
ママ閉店も画期的コンセプトモデルだったけれど、営業は閉めても、内勤(残された家事)があるのよね。
その点、家出は家事から解放され、思う存分仕事ができる上に、仕事の合間にちょっと足を伸ばして買い物やら美術館にも行ける。お財布は見ない。ええんや、元気が出たら必死で節約するし、毎日卵納豆ご飯やから。
今回は、堂島ホテル跡地に鎮座するアロフト堂島でございまーす。もくもくモクシーに続いて、シャレオツアゲイン。
数年前に、堂島ホテルに泊りたいよう、予定が空かないけど予約したよう、でも夫が忙しくてドタキャンされたよう、とバタバタしているうちに閉店していまい、泊まるという夢が叶わなかった。
というか、そもそもその頃、近場に泊まるというのはえげつない贅沢に感じられて、特別な日じゃなけりゃありえないと思っていた。
それを!その言い訳を!ワーケーションがくれたの。ラブ、ワーケーション。
てことで、毎度ながらノートPC担いで乗り込んだ。
モクシーよりはランクが上ということでちょいお高く、そして知らなかったけど、マリオットぼんぼいのアップグレードは対象外(涙)。でもモクシーアップグレード部屋よりもお部屋広かったので、全然満足。
では、恒例の?お部屋紹介、参りまーす。
てな、感じで今回もシャレオツ大関、大満足でごわす。ごっつぁんです。
ちなみに、モクシーのようにロビーにシャレオツ交流スペースはなく、レストランかバーを利用しなければ、ソファーに座ることは許されない。とはいえ、少し客層が大人な感じなので、ええ感じのカバンもったサラリーマンとか、裕福そうなロン毛とか帽子被った胡散臭いおっさんたちがそれぞれ一人で座っていた。
シャレオツホテルの醍醐味は人間観察なので、こういう胡散臭い人たちの職業なんなんかなーと妄想するのが楽しい。
ちなみに、ポートランドのシャレオツコンドミニアムに泊まった時は、エレベーターが空く度、乗ってる人の性別不明なファッションの奇抜さと、連れている犬の洒落具合に衝撃を受けて、それはもうエレベーターファッションショーだった。
ほんで、アロフトや。
アロフトのエレベーターでは、すごいスタッズだらけのカバンもった人が杖ついていたので、若いのに大変やなあと思ったら、おじさまだった。そしてとても紳士だった。
さらには、シャレオツホテルの鉄則として、ネオンカラーのライトが棒状に光ってる。縦にも横にも。
毎度家出をする場合、
レベル1.一人が心細い。恥ずかしくて一人でご飯も食べられないわ、私。
レベル2.だんだん楽しくなってきた、私、自由!ヒャッホウ!ラーメンでも食べたろか。ハリガネ(麺の硬さ)も指定して注文するで。
レベル3.夫、家事を押し付けてごめん、そして愛してる。愛と反省の意で家族にお土産買う。
レベル4.現実(家事)が迫ってくるから帰りたくないけど、家族に会ったら嬉しい。
というプロセスを毎度踏む。
1日目はまだ心細乙女なので一人でご飯も食べられず、レストランの食事を部屋に持って上がる。バイト風のお兄ちゃんは仕事がベリースローな感じだったけど、料理ができたら部屋にお電話します、と笑顔で気を利かせてくれ、心配だったお盆も大きめでしっかりしていたのでプラマイプラス。
ディナーは、水ナスの生ハム巻き、チキンソテーとクレームブリュレ。どれも美味しすぎて独り言がすごかった。これを家族が見ないことを願う。
次の朝は、プリケツパーソナルトレーニングの成長が遅れていて、鬼コーチがウェイトを鬼増させてくるので自主練すべく、ジムに参った。
てな感じで、誰もいなかったので、高級そうな滑りにくいヨガマットを使わせてもらって、鏡をうっとり眺めながらヨガを堪能し、プリケツトレーニングに勤しんだ。
で、汗かいたら、洗う。家に帰ってから洗濯するのが嫌なので、いつもできるだけ滞在先で洗う。
マシンは2台しかないのだけど、高級感&最先端感あり!コインランドリーが古臭いとかランドリールームが寒々しい、というホテルも多くて、衛生状態に不安を感じたりもあるので、これは嬉しい。しかも、初めての暗証番号付き!
洗濯&乾燥一体型ということは、入れ替えずに済むので滞在時間が有効に活用できる。ということで、朝食を取ろうじゃあないか。
昨晩の美味しさから朝食も期待できるか?!と意気込んだが、ネットのクチコミにモーニングはいまいち、とあったので、食べログに頼ることにした。
てゆうか、大好きなル・シュクレクールちゃんが近くにありましたのだ!いつも行列しているあのパン屋さんが!かったい、かったいパンが!
朝イチで行ってやったぜ!いつものように、混んでてどれ頼んでいいか迷っているうちに押し出されることもなく、端から端まで見て選んでやったぜ!
でも、「エスカルゴ・オ・レモン焼きたてですー」の全員一斉掛け声にやられてふらふらと手を伸ばし、本当はその隣のオ・レザン(レーズンのやつ)が欲しかったのに、「熱いのでお気をつけくださいー」と押しの一手でレモンを手に取った小心者です。こういうのは、焼きたてよりも多少時間がたった方がサクッとして美味しいと思いました。
ということで、2点買いました。家族のために高級食パンも買おうと思いましたが、予約制とのことで諦めました。(この時点では、家出プロセスの初期で、家族への愛はまだ湧いていないので、あっさり諦めた。)
コロナ禍で開店時間がちょっと遅くなっていたので、開店前にぶらついたら色々見るところありました。
堂島は、街歩き楽しめるところなのね。ホテルの裏にもこんなんありました。
気概がなくてすんません。大大阪時代、知らなくてすんません。大阪人としてもうちょっと頑張らなかんなー、せやなーと思いました。
北新地のあたりも含めてレトロな建物が色々とあって目が楽しかった。
で、歩いてたら見つけたHUBチャリなるもの。ネットで登録して300ヶ所あるポートってところで返却できる。これでシティを駆け回れるyo!
HUBチャリを満喫して、京町堀のギャラリーとか雑貨屋さんとか回り、気づいたらオンライン会議の時間だったので観念してホテルに戻った。私はサボりまくっていたけれど、フェスティバルタワーの偉い人たちのオフィスは花金だと言うのに、23時でも煌々と明かりが灯っていた。
最後の朝は、FROMAGEというお店を朝食のターゲットにした。生ハムとチーズの専門店だ。
これも朝イチで行ってやったから、店長のようなマダムが超早口で色々と薦めてくる。すごい熱量なので、とりあえず全部買ったった。フォカッチャ&スープセットと、カマンベールとスティックチーズと生ハム食べ比べセット。
昨日、夫が車のミラーぶっ壊れたのですごい修理費かかりそうだとLINEしてきたことは忘れることにした。お金よりも愛が強かったので、なんとしてもお土産を買って帰るのだ。
マダムはとても熱量があったけれど、袋要ります?と聞いておいて袋ないし、スープセット持ち帰れます、って言ってたのにスープ忘れてるし、といった有様だったけれど、私、こういう人大好物なんです。自分がこういう人間だからかもしれん。みなさんもこのパッションなマダムに会えますように。
フォカッチャには3種のハムとチーズが挟まり、ポタージュスープにはブルーチーズが溶け込んでいる。流石にフォカッチャの合間にブルーチーズポタージュでお口直しはできず、マリオット水を挟んだけれど、あまりの美味しさと素材のマリアージュに私は気づいてしまったのだ…これから私の好物は生ハムとチーズです。貴族ですみません。
そんなこんなで、堂島という場所を含めてアロフトに大満足の貴族である。帰ったら卵納豆ご飯である。いや、卵onlyのTKGとする。頑張るママもパパも、時にはプチ家出おすすめするで。ほな!