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Photo by
ekakinonakagawa
もう数ではない
noteで書くことが好きだ。
ボールを投げるように言葉を投げている。
丸めて捏ねる時に、言葉の棘はないか?硬すぎないか?の品質も確認する。
難解な言い回しや不意なカタカナは加えない。
言葉の軌道にカーブがかかるから。
いくつもボールを拵えるのはやめた。
どこに届くかわからないような遠投もやめた。
もう、キャッチしてくれる人を知っている。
誰にどんなふうに投げるか、私にはもう目的地がある。
受け取ったよ。とスキのお知らせが来る。
その数はもう実は魅力には思わなくなってしまった。
数が大きくなることが刺激的だったこともある。
それより受け止めてくれたアイコンに安堵する。
今日も私は元気だよ。
落ち込んだり喜んだり、悔しかったりつまづいたりしているけれど。
今日の私はこんなだよ。と丸めた言葉が、確かに繋がるあなたに届いたことに心を温める。
多分、私が生きていることや書いていることを、
よしよしと思ってくれている人が確かにいることを知ってしまったから。
それは数ではなく人だから。
あなたは1ではなく、人間だから。
くっきりしっかり人間だから。数なんてもう比じゃないですよ。
あなたの好きで、あなたの元気を確認して安堵しています。
noteを読めるぐらいには活力があるんだと、そう思っています。
随分とまわりくどい、モールス信号より面倒な安否確認です。
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