生まれる前からの約束
「ぼくが天使だったころ、お空の上からママのこと見てたの、お兄ちゃんと一緒に」
「お兄ちゃんが『先に行くね』って飛び降りて、その次にぼくの番が来たんだ」
「どうやってママのところに来たの」
「滑り台みたいなところをヒューンって降りてきたの」
次男が3歳の頃に、不思議な話を聞かせてくれた。
「ママを選んで生まれてきた」というような本のタイトルを、新聞広告で見たことがある。
スピリチュアルな世界に全く興味がないわけではなかったが、自分にとって都合のいい解釈をする程度だったので、次