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パンチャカルマ施設の選び方

昨年・今年と、インドの伝統的なデトックス療法(パンチャカルマ)を二つの違う施設で受けたので、それらの施設の簡単な紹介や違い等について整理しました。

二つの施設とそれらを選んだ経緯

(1)プネーのBSDT

昨年はプネー(Pune)のBSDTという施設にて初のパンチャカルマを受けました。
MOTOKOさんというアーユルヴェーダの発信をされている方のyoutube等で興味が湧いたのがきっかけでした。MOTOKOさんのnoteでも詳しく紹介されています。

プネーでのパンチャカルマは、それはそれは貴重な経験で、勇気と時間とお金を出してやってよかったことの人生のトップ3に入るような経験でした。

昨年滞在時は自分で直接病院に申し込みをし、支払い等も直接病院とやりとりをしました。現地では医師やスタッフと英語でコミュニケーションするので、英語が苦手な方はsatvikというアーユルヴェーダサロンの日本人むけツアーに参加するのも良いと思います。(佐藤真紀子先生が通訳で入ってくれます)

(2)ジャームナガルのMeghdhara Ayurveda Hospital

2回目となるパンチャカルマは、クジャラート州・ジャームナガル(Jamnagar)のMeghdhara Ayurveda Hospitalに訪問して受けました。
当初はBSDTに訪問予定でしたが、たまたまMOTOKOさん経由で、渋谷るみ子先生というアーユルヴェーダの先生が連携しているこの医院を紹介してもらい、「個別にかなりカスタマイズした治療などやっている」という話に魅力を感じてこちらに滞在することにしました。この病院の特徴については以下で紹介しています。

こちらの医院は、渋谷るみ子先生のSvarna Ayurvedaが日本側の窓口となっており、申込みや支払い等はSvarna Ayurvedaに相談させてもらいました。(通常は渋谷るみ子先生のツアーを通しての参加になるようですが、私は直接英語で先生とコミュニケーションが取れるので単独訪問していいよ、ということで滞在することができました。問診がキモなので、自分の細やかな体調の変化などを表現できる英語力が必要とされるようです)

二つの施設の違い:施設・環境面

これら二つの施設、どちらもとてもクオリティの高いデトックス療法(パンチャカルマ)が受けられます。どちらもアーユルヴェーダというものに大きなリスペクトを持って真摯に取り組んでおり、(建物など古かったりするかもしれないですが)どちらの施設もその場に清浄な空気感があり、私はどちらもそれぞれ大好きになりました。
かたや大病院(BSDT)、かたや民間の医院(Meghdhara Ayurved hospital)という違いがあり、建物の規模や周辺環境は異なるので、それぞれについてかいつまんで紹介したいと思います。

(1)プネーのBSDT
BSDTは、大きな敷地の中にあるアーユルヴェーダの病院です。敷地内には大学や、西洋系の検査などを行う病棟などもあります。滞在するのはアーユルヴェーダ専門の病棟で、一階には一般診療の人たちが出入りし、2階(だったか3階だったか)には大部屋の入院部屋があり、その上には一人/二人用の個室階があり、大きな建物の中に滞在することになります。「入院」感があります。大勢が入院する時期と重なるとちょっとワサワサするかもしれません。

病院の敷地がとても広く、サマディやお詣りできるようなエリアもあり、散歩がとても気持ちいいのがこの病院の本当に素敵なところでした。滞在中は敷地から出ては行けないという決まりがありますが、敷地自体が広いのでそこを散歩しているだけで十分な感じがします。

8月に訪問しましたが、暑くて寝苦しい夜もありました(エアコンは基本使わず、ファンを使います)。夜は(ジャームナガルと比べると)かなり静かだったように思います。

(2)ジャームナガルのMeghdhara Ayurveda Hospital
ジャームナガルの医院は個人経営の小さな医院で、地元の人たちが日帰り診療に来るのが中心となっています。パンチャカルマで滞在できる部屋は5部屋(最大10人)と、BSDTと比べるとかなり小規模です。(私が滞在中は基本一人で、途中で10日ほど滞在するインド人女性一人が加わりました)。ツアーやグループで参加するか個人で参加するかで大分様子は変わってきそうです。

街中にある医院で、外に散歩に行こうと思うとインドの路上を歩く感じになります。私はあまり外に行く気にはならず、滞在中はずっと施設内にいました(外に行けないわけではなく、散歩に行きたかったらひとこと声をかけてね、という感じです)。BSDTではお散歩の時間がとても好きだったので、その点が懸念でしたが思っていたほどストレスにならず、合間合間でお寺や地元のお祭り、お買い物などにちょこちょこ連れ出してくれたのがありがたかったです。

夜は野犬の遠吠えが大合唱に展開する時があり、そんな時はかなりの音量とパーティー感があります。ノイズキャンセリング付きのイヤホンを持って行ってもよかったな・・と最初は思いましたが、次第に慣れてきました。部屋にエアコンがあるのが良きですが、基本的に使うことはありませんでした(暑くて寝れないという日はほとんどありませんでした)。
*ジャームナガルの8月は雨季で、ほぼずっと曇り(ときどき雨)、たまーに太陽が見れるというお天気でした。昨年のプネーの方が太陽が出ていて、暑くて蒸し蒸ししていた気がします。年が違うので比較は難しいですが、プネーとジャームナガルとではお天気や気温が多少違うのかもしれないです。

ちなみにジャームナガルの医院では、近くのリゾートエリアに新たな宿泊棟を準備しており、グループで訪問の際はそちらに泊まることもできるようです。庭付きの建物で、屋上もあります。周辺環境も良さそうなのでそちらに滞在したらよりアップグレードした経験ができそうです。ちなみにどこに泊まるにしても夜間はスタッフが常駐しています。

(3)水回りなどはどちらも似た感じ
トイレ・シャワーなどの水回りはどちらの施設も似たような感じでした。日本のピカピカな最新式の水回りに慣れていたら、設備の古さというか勝手の違う感じに「おおう・・」と戸惑うかもしれませんが、すぐ慣れます。毎日(あるいは日に2回)清掃が入りますし、衛生面では清潔です。心の目で見るのが大事です。

マッサージ&スチーム用の部屋はどちらも清潔で、心配いりません。BSDTは自室にマッサージ部屋があるのが良いです。ジャームナガルの方は、自室から出て廊下を歩いた先にマッサージ部屋があります。日帰り診療で来ている人たちや、別の事務所の人たちとすれ違ったりしますが、まあすぐ慣れます。

ということで、施設面・周辺環境面での比較でした。
長くなってきたので一旦ここまで、ドクターやスタッフ、診療の違いなどについてはまた別でアップできたらと思います。


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Ayako Kawai
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