【あべ本#12】八幡和郎『「反安倍」という病』
右寄りでない筆者による安倍評価本、という新鮮さ副題に《拝啓、アベノセイダーズの皆様》と盛大にネットスラングを持ってくるあたり、かなり挑戦的だなと思います。
「アベノセイダーズ」とは、世の中の神羅万象、気に入らないことが起きるのはすべて安倍のせいであるとする人々のこと。彼らの言い分がいかにおかしく、国際基準でいうところの「リベラル」からもずれてしまっているかを指摘するのがこの本の趣旨。
つまり本書の特徴は、「決して保守や右寄りではない(むしろ国際的リベラルを自称する)筆者が