家に不登校の子がいる。という事①
息子は不登校になって3年目です。
初めは休みがち。それから徐々にお休みが続きました。
小学校4年の事です。
息子は初めは気を使っていたのか、明るく振る舞い、得意な料理を作り、私の帰りを待っていました。
それが中学になると自分の分だけ作り、さっさと食べるようになりました。
親として1番辛いのは自身が選んだ【不登校というスタイル】を責め、後悔するようになったことでした。
【なんで生きてるんだろう。】などそんな言葉が頻繁に出るようになりました。
息子は本を読むのが好きで。
あらゆるジャンルの本を読みます。
というか、外に出ないので、少し興味がありそうな年代のものから、逆に、現実味のあることばかり話すのでSFものなど。
自己啓発のようなものから、心理学。
都市伝説のようなものから、専門書。
色んなものを買い、そっと置いておきました。
その子の年代にあったもの。
と、言うよりはとにかく難しくても興味があるものを置いておきます。
昔、昭和のお父さんの部屋は百科事典が全巻揃っていて、色んな本が置いてあり、暇な時はこっそり入っては、表表紙だけでも楽しんでいた思い出。
それでいいなぁ。とだけ思っておいていくのです。
とにかく、頭から外すことは、~しなさい。という言葉。
ひと月位から読んでみた?と聞いてみるくらいです。
中一の秋。
「芥川龍之介を読んでみようかな。」と言い出しました。
「こんなに学校を休んでいるのに有名な人の本を読んでいないなんて恥ずかしいから。」という理由。
いつもは「買ってきて。」と言っていた息子が、「本屋に連れて行って。」と言い出した。
そして、自らレジに並び購入。
これだけの行動でも本人は自身がつくようで、少し興奮気味の週末でした。
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