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エロについて思うこと その4 私たちは消された展2025「裸の贖罪」

今年も「私たちは消された展2025」が無事閉幕となりました。
今回の消された展のテーマは「罪悪感」でした。このテーマが発表されたとき、私はようやくこの時が来たんだと少し喜んだのを覚えています。
ヌードの撮影をするようになってからずっと私の心に刺さっていた小さなとげのようなものをようやく公開する時が来たのだと思ったのです。

そんな私の罪悪感を少しでも皆さんと共有するために、今回の作品は写真単体ではなく、官能小説との組み合わせとしました。
そしてまず感じるであろう疑問、感情、発見を順にたどって、最後に種明かしにたどり着いていただけるような仕掛けを施し、読んで、見て、楽しめる参加型のアトラクションのように構成しました。

20年以上前になりますが写真の師匠から「アートは仕掛けである」と言われたことがあります。
ただエロい写真を展示するだけではつまらない、想いを文章にするだけならだれにでもできる、私にしかできない仕掛けは何か、をまあまあ真剣に考えました。
20年の時を経て今、師匠の言葉を思い出しながら挑んだ今回の作品、会場でご覧になれなかった方のためにこちらで公開いたします。
わたしの「罪悪感」を一緒に味わっていただけませんか?
官能小説6557字+写真5枚(展示作品)

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6,583字 / 5画像

¥ 400

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