![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/126138669/rectangle_large_type_2_b48b71f27235157354be1bd3b8dad3aa.jpeg?width=1200)
発達障害、不登校、頑固な母…2023年を振り返る
うちは、私以外が発達障害の家族で、不登校の子どもが2人いる。
今日は、2023年12月31日。
今年も色々あったな。
まずは中2の息子、中1の時は頑張って別室時間指定で登校していたけれど、ある日突然、完全不登校に。
息子的には、めちゃくちゃ頑張って死にものぐるいで登校していたのに、そんな事は評価されず、あくまでもテストの点数で評価される。
どんなに頑張っても、評価は低いか、評価すらつかない。
そんな学校生活に嫌気がさしたのか、ある朝、
「もう学校行きたくない…。
は~やっと言えた。」
と言い出したので、私も「もう行かなくていいよ。」と言った。
しかし、その後、息子は自己卑下がひどくなる。
他の人のように、普通に学校に行き、普通に勉強することが出来ない。
どんどん他人と比べるようになり、
自分は生きてる価値がない
という気持ちになってきたようで、そんな事を言い始めた。
そんな息子を目の前に、自分の事ばかり考えているわけにはいかなくなった。
数年前、私は、母親として妻として、発達障害や不登校である子どもや家族の犠牲になっているのでは?と思い、好きなことをやろう!母親が好きな事やってキラキラしていれば、子ども達も必然的に輝くはず!と思っていたが、うちの場合は違ったようだ…というか、私自身、私一人で楽しむことに、どこか後ろめたさや罪悪感を感じていて、純粋に楽しんでいなかったという事に気づいたからという事もあるのかもしれない。
そこで私は考えた。
私だけでなく、子ども達と一緒に楽しめることをしよう!
子ども達と一緒に、地元の観光名所を巡ったり、名産物を食べに行ったり。
小学生の娘が通う小学校に、どこかの劇団が来て体育館でやってくれた演劇も観に行かなかったし、児童達がやる劇も参加どころか観に行くこともしなかった…だったら、一流のエンターテインメントを観せてやろうではないかと、かなり前からチケットを予約し、良い席をおさえて観に行った、私が一番大好きなミュージカル、劇団四季のライオンキング。
私自身、20年ぶりくらいで観たライオンキングは、本当に圧巻で感動の嵐…子ども達より私が楽しんだ(笑)
他にも、映画を観に行ったり、お出かけしたり…親子でたくさん楽しんだ。
私は旅や観劇が好きなので、まずは私も楽しめて、子どもも楽しめるかな…というものを選んで、子ども達に提案し相談して、実際にお出かけした。
ミュージカルだって、子どもを連れて行くなら、『レ・ミゼラブル』より『ライオンキング』だよな…とか、私も色々と考えた。
何ならラスベガスに行って、世界一とも思えるエンターテインメント、シルク・ドゥ・ソレイユの『O』でも観に行こうか…とも考えたくらいだ。
まぁそんな事をしているうちに、息子も、自己卑下や未来に対する極度な不安は相変わらずだが、自分は生きる価値がないというような事は、だんだん言わなくなった。
以前は給食は食べに学校に行っていた小学生の娘も、今年は、ほぼ学校には行かなくなったが、家族でのお出かけを一番に楽しんでいる様子だった。
そして不登校や発達障害に理解がない為、何も話す事ができない、80過ぎの足と口の悪い、一人暮らしの母。
年を取ったからという訳ではなく、元々そういう性格なんだろうけど、自分の子どもだろうが誰だろうが、人に寄り添うことは決してしようとしないが、自分には寄り添え!というワガママ。
飛行機や新幹線ほどの距離に住んでいる為、ほとんど会うことはないし、コロナだった為、極力、帰省しないようにはしていたが、息子が中3になると受験で帰省どころではない(母に以前、不登校と話した事があるが、そりゃもう大変な事になってしまった為、現在は普通に登校しているという事になっている)から、しばらく帰省しないだろうということもあり、今回、意を決して年末年始に帰省した。
結果、
あーーーーーもう、うるさい!!
自分の事は棚にあげ、私や子ども達の欠点ばかりを指摘し、お前が親なんだからどうにかしろ!と、ずーっとずーっと私を責めてくる。
私が自分自身を責めてしまう癖は、きっとここから来てるんだろうな…と思う。
生まれてきてから50歳になる現在まで、母はとにかく私の悪いところばかりを責める…責めて責めて責めて、私が倒れ、起き上がれなくなるまで徹底的に責める。
例え、これが、この人にとっての私に向けての愛情表現なのだと言われても、私自身が愛を受け取っている感覚がないのだから、私からしたら苦しめられているとしか思えない。
今回は我慢に我慢を重ねて、頑張って子ども達を連れて帰省してきているというのに、母は、知り合いから親戚から、片っ端から電話し、涙ながらに「娘や孫は私の話しも聞いてくれない。寂しい、寂しい。」と嘆いている。
いやいや、話しを聞いてくれないのは、あなたでしょう?
自分の思い通りにならないと、徹底的に追い詰め、責め、叩きのめす。
そんな人の話しを、なぜ聞いてあげたりしないとならないのか。
本当は、子ども達が発達障害で不登校であるということを、一番に話したいのは母だった。
一番に相談したくて、一番に理解してもらいたいのは母だった。
でもそれは叶わぬ夢だった。
とまぁ、私の子ども達も、私の親も、色々ある中、私はよく頑張って生き抜いたな…と自分を労いたくなる一年だった。
きっと今、これを読んでくださっている方も、とても頑張った一年だったと思います。
あなたも私も、本当にお疲れ様でした。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。