大事な人を亡くした悲しみはどこへ行けばいいのか
先日、義理の父が亡くなった。ずっと病気療養をしていたのだけど、もう少し生きられると思っていたのでショックだった。
その4か月前には、実父も亡くしている。これもまた、病気の末の結末だった。
遅かれ早かれ、こういうときはやってくる。
仕事柄、そういうことはよくわかっているつもりだけど、やはり自分の身に起こると、ちょっと違う。
感情は、理論では片付けられないと身にしみる。
身内が亡くなって大変だなと思ったのが、死後にやらなければならないことの多さ。
通夜・葬儀の準備や対応に追われ、そのあとは相続やら保険やらさまざまな手続きに追われ、悲しんでいる暇がない。
悲しみに浸りたいのに、浸れないのだ。
必要な手続きなどが終わって、ようやく実感する。
もうこの世に、大事な人はいないのだ、と。
この、忙しさから無になったときの落差で、つらさや悲しみが増幅されているような気がした。
この感情は、どこへ行ったらいいんだろうね。