原田病 〜その12:入院生活8日目。ちょっと前進〜

 現在絶賛入院闘病中(10日目)の私の、原田病発見から入院生活について。入院中は目の見えが良くないので、ゆっくりゆっくり更新してます。

5月7日(金)
 ちょっと朝日が見えてよい日。
 お風呂に入れず身体拭きなので、やっぱりどこか気持ち悪さはあったけど。ここのところ日課となったストレッチをして過ごす朝6時。

 今のところ、プレドニンの副作用の不眠は全く出てなくて、それどころかむしろ夜は快適に寝れてる。
  ムーンフェイスも怖いけど、アレルギーメニューの私の食事はちょっと淡白な感じでご飯も進まないので、入院前より痩せた気も。(それに加えて外出不可だからお菓子や大好きなアイスを食べることもない。修行僧かまじで?な生活)

 この生活があと何日続くのかなあと思い馳せる朝。そろそろ診察もしたくて、看護師さんに尋ねてみたら、『先生にかけあってみるね』と。

 看護師さんも大変なのに、たくさんたくさん色々やってくれて、感謝しかないなぁ(  ˙༥˙  ) 看護師さんに迷惑かけないように、ちゃんとしようと思う日々。

 そういえば、映画の字幕が読めるようになってきた。洋画が大好きだったのに、字幕が読めず、暗い映像が見えず諦めていたのだけど、なんか読めるようになってきた!進歩!
 そして、内服薬のプレドニンが朝4錠、昼2錠の合計30mgに減った!進歩!!!

 午後になって、聴き馴染みのある声がするなぁと思ったら、眼科の先生が部屋まで来てくれてた。聞いたことのある声がすると、なんか物凄く安心した。ようやく親と会えた、迷子みたいな気分。

 隔離中のお部屋に持ち込んだものは持ち出すことができなくなるから、この部屋に置いてっても良いレベルの検査器具だったけど。いつものような目に空気プシュってやる検査(多分眼圧検査?)はできなかったけど。
 それでも先生が機材を持って診察のために来てくれたことに感動だった。

 カーテンを開けると防護服に身を包んだ先生の姿が。コロナ隔離前最後の日に診てくれた、若くて丁寧な先生だった。『わざわざ来てくれて、ほんとにありがとう先生!』の気持ちでいっぱい。

 目に光をあてて、前にもやってた目の奥を見る検査をしてくれて、順調に良くなっているとのこと。この先も毎日は来られないかもしれないけど、診察に来てくれるとのこと。

 そして今日から内服薬も少し減ったけど、これからも様子を見ながら減らしていって、安定してきたら退院だよ、と言われた🥺隔離生活もあるし退院がだいぶ延びると思っていたから、かなり嬉しい言葉……!

 後から、別の処置を終えた同室の方が言ってたけど、コロナの陰性者の隔離は自宅での隔離ってのもあるから、退院はできることもあるみたい。今からそれに期待大。

 その後、無理を言って看護師さんに髪を洗ってもらった。各自、ベッドで丁寧に洗ってもらった。ドライシャンプーで日々を凌いでたけど、3日ぶりに髪を洗えるのが本当に最高すぎて生まれ変わった気分だった。
 ほんとにありがとう看護師さん!

 晩御飯は久々に洋食。生卵アレルギーなので、色々面倒だし卵全部抜いてもらうようにお願いしてたり、一昨年から発症したゼラチンアレルギーの影響でみんなとデザートが違うから、本当に久々の洋食だった。美味しい。

 ここのところ薄味の食事だったから、コロナの味覚障害?!と怯えることも多々あったので、しっかり味がして安心した。
 コロナに怯えるがばかり、物凄く噛んで味わって食べるようになった。お米の甘味の向こう側とか感じた。悟り開けそう。

 世間では金曜日か。金曜ロードショーでタイタニックをやっていた。
 入院から1週間経って、やっぱり家が恋しくなって、なんだかセンチメンタルな気持ちにもなったりした。

 消灯時間が過ぎても、この部屋は灯りが他の患者さんのところへ漏れにくい作りみたいなので、タイタニックは見てから寝ようと決めた。

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