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2日間でメンバーが成長し、応援される展示会ブースができるまで【JOIN移住・交流&地域おこしフェアに出展しました】

2024年1月13日〜1月14日で実施された「JOIN移住・交流&地域おこしフェア」に出展してきました!

私としては初めて、展示会の出展者としてブースのプロデュースをすることになりました。当日にブースに立って、営業要員として参加したことはあるものの、装飾などの準備に関わった経験はありません。

準備マニュアルを見てみると、大変そうだなあ。。。と、遠い目をしてしまいましたが、どうせやるなら、と思って。準備も当日もみんなで楽しくできるようにコンセプトを考えてみました。

それは、「何度だって、足を運びたくなるブース」です。


JOIN移住・交流&地域おこしフェアで出展しているのは、主に、移住定住や地域おこし協力隊の採用を積極的に推進している自治体。あと、法人が少しだけ。

メインの来場者は、地方への移住検討者。もしくは地域に何かしら興味がある人たちです。

私たちの仕事相手は自治体が多いので、出展されている自治体の皆さんとお話をしたいという気持ちがあります。しかし、自治体職員さんも移住相談したいから来ているのに出展企業から話しかけられるのは嫌だろうし、こちらもそう思われるのが分かっているのにやるのはちょっと嫌ですよね。

だったら、おもいっきり貢献するところから始めよう。と思って、ワガママを集めることにしました。

じゃん。移住希望者と職員の皆さんのワガママを集める企画!

ワガママ看板(Design:Takaki Kaori)

ワガママとは、「こうなったらいいのにな、と思っているけれどあきらめていることや我慢していること」と私たちは定義しています。(参照:ワガママLab)

この看板を持って展示ブースを練り歩いて、主に移住希望者のワガママを集めて、私たちのブースの背景に貼っていくことにしました。訪れるごとにワガママが増えていって、訪れるごとに新たな発見のあるブースになります。

あつめたワガママは後日、分析してワガママLabのinstagramにて発信します。

そして!!!

当日のテンションを上げる衣装を用意しました!ワガママカラーのカラフルなパーカー!

ワガママ・パーカー(Design:Hiramoto Haruka)

デザイナーの平本さんに相談したら「ワガママLabらしく、ワガママに。みんな着たいものを選んでみんな違うものを着たら?」というアイディアをもらいました。

そうしよう!と思っていたんだけれど、年末年始を挟んだりして、あっという間に納期に余裕がなくなってしまい。。。同じパーカーの型で私が選んだ色を、カラフルにたくさん用意しました。

色はロゴのグラデーションを意識しました。

ワガママLabのロゴの色には静謐なブルーから、エモーショナルなピンクへと変化する夜明けのようなグラデージョンに「ワガママを叶えられる」未来への期待感を込めています。

パーカー並べてみると、テンションが上がる。

ワガママ・ステッカー(Design:Hiramoto Haruka)

ワガママを書いてくれたみなさんに贈る、ワガママ・ステッカーもつくりました!!!

スタンダードにロゴを。形はアプリのアイコンのように角丸の正方形です。2色で各100枚を用意しました。

1日100枚限定で配る想定です。一瞬でなくなる気がしている。


そして、いよいよ当日!

みんなそれぞれパーカーを着て、準備万端!

カラフルで素敵。私は1日目は青ラメプリーツスカート、2日は赤ラメプリーツスカートをはいていたので、白や黒を着ていました(笑)。本当はブルーを着たかった。

普段は黒やネイビーしか着ないよ〜というメンバーも、新たな自分を発見していたようで、よかったかなと思っています。

そこからは、ワガママを集めるために会場を練り歩く班と、ブースに来てくれた人たちを対応する班に分かれて、ひたすらしゃべるしゃべる!!!


ちなみに、ブースの背景はこちら。

バックパネル(Design:Takaki Kaori)

かわいい。見るたびに、かわいい。

バックパネルの力もあり、会場の中でもひときわ目立つブースになっていました。


私たちのブースには、ほとんど途切れなく、たくさんの人が来てくれました。

例えば。多かった順に挙げてみると・・・

  1. 地域に貢献できる仕事がしたい(高校生・大学生〜30代くらい)

  2. 地方創生の新規事業開発担当をしているビジネスパーソン

  3. 何かしらの形で地方に関わりたい、いつか地方移住を検討している

  4. IRODORI知ってる、というビジネスパーソン(ほんとに?)

自尊心が低いので、「IRODORI知っている」と言われたときは半信半疑なのですが・・・

「地方に貢献できる仕事がしたい」と言う人たちがたくさん来てくれるのは、Wantedlyで求人を出していてもたくさんいらっしゃるので実感しているところでした。

そんな想いを持つ人たちが、もれなく活動できる機会といいなあと思いながら。私たちもたくさんの仲間を迎えてインパクトを出せるようになりたいと気が引き締まりました。

ときどき就活の展示会化していました

そして、次に驚いたのが、世の中にはこんなに地方創生の新規事業開発担当をしているビジネスパーソンがいるのね・・・!ということ。

私たちは官民連携の仕組みづくりや企業の地方をフィールドにした人気事業開発なども行っていたりするので、とても興味津々に聞いてくださいました。


そして、ワガママ収集班について。

こんな感じで、にぎやかな会場。ここを看板を持って練り歩きます。

私も少しやったのですが、IRODORIブースが想像以上に忙しかったので、2人に任せた!!!!!

茨城県内在住のふたり。このために東京ビックサイトに出陣!

2人もまさか、ここまでストイックな企画だとは思わなかっただろう。

1日目はなかなか苦戦。どう話しかけたらいいんだろう?ちょっと怖いなあ・・・って。ヒヨリ気味。私もちょっと辛かった。

1日目はこういう企画の天才、植竹氏がいてくれて背中を見せてくれたのですが、2日目はいません。

開始数分で、隣のブースの職員さんと仲良くなっている

2日目は2人だけ。展示開始からひたすらやってみると、途中からまわりが変化しはじめました。

「あれ、なんか、職員さんたちが話しかけてくれる・・・!」

「実は、昨日から気になってたんですよね。ワガママってなんですか?」

「私も書いていいですか?」

など、話しかけてくれるようになっていきました。真剣にこの企画に向き合い、ワガママを伺って、さらに「なぜこの人はこのワガママを抱えているんだろう?」という問いを持ち、話をしている姿をきっと見てくれていたのだと思います。

IRODORIのブースにも「私、ワガママ書きました!」と言って、遊びに来てくれる職員さんたちもいらっしゃいました。

ただ歩いているだけではこうなりません。

ふたりとも地方出身で、大学進学を機に地元を離れているという背景があります。できることなら地元に帰りたい。でも(ふたりの場合は)望む仕事がないから帰れない。

そんな自分が持っているストーリーなどを踏まえて、この現場における自分の立ち位置を考え、成果を出すには?を考えて続けたからこそだと思います。

私たちは茨城県鉾田市で「地域プロデューサー養成講座」を昨年度から実施していて、地域で活動をはじめるためにあれこれと講座や実践の場をつくっています。

この場もまさに、エフェクチュエーションを実践し、何もないところから価値をつくる機会になっていたのだと思います。

ふたりもたくさんの学びがあったようで、「楽しかった」と2日間の出来事や気づきの話をしてくれました。

そして結果、2日間で132個のワガママが集まりました!!!!
すごい!!!!

貼ってみると圧巻ですね。

ステッカーは、結果的にたくさん余りました。喜びそうな人にあげてね、と私が言ったためハードルが上がってしまったようです(ごめんね)。これからもいろいろな機会に配りたいと思います。

備忘録のために、用意したものリストを書いておきます。

★つくったもの
・バックパネル
・ワガママ看板
・ワガママLabパーカー
・ワガママLabステッカー
・配るためのフライヤー

★ワガママを集めるために用意したもの
・吹き出し型の付箋
・ワガママを書いてもらうときのボード
・筆記用具

★テーブルに置いたもの
・見せるためのサービス資料
・地域プロデューサー養成講座テキスト
・ローカルダイアログ
・スマートフォン(雰囲気)
・レゴブロック(雰囲気)
・iPad(動画を再生する用)

久しぶりの方にもお会いできたり、とても充実した時間でした!

どんなワガママが集まったのかは、まとめて後日レポートしますので、ぜひ追ってご覧いただけると嬉しいです。

ページの最後まで辿り着いてくださって嬉しいです。「かえれる地元をつくる」挑戦の過程をこれからも発信します!