【入学式の思い出を話してみる】

小学校の入学式。


周りの子と明らかに風貌の違う私を教室の前に呼んでM先生は言った。


「あや福ちゃんは、今病気と戦っています。」


「そのせいで、みんなと同じことが出来ないこともあるし、違うこともある。だけど、先生はみんなと同じようにあや福ちゃんに接します。だから、みんなも他のお友達と同じ様に あや福ちゃんと接してくれるかな」


おかげで、私は小学校6年間 一度も病気を理由に嫌な思いをしたことがない。


小学一年生の女の子に髪の毛が生えていないって相当の衝撃だったと思うけど


それを周りは受け入れてくれた。

私がのびのびとした小学校生活を送れたのは、両親・友人・家族・その周りの人たち・病院の先生・看護婦さん。
そして、この担任のM先生。

この季節になると思い出す。
周りの方々に、本当に感謝だ。

ありがとう。おかげで私は、生きています。


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