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【作品リスト】◇D・M・ディヴァイン◇


はじめに

今回、表記は東京創元社で統一させていただきます。

『運命の証人』(1968)以降は、ドミニク・ディヴァイン(Dominic Devine)名義のようです。
ただし、『ウォリス家の殺人』は著者没後にD・M・ディヴァイン名義で刊行されています。


『兄の殺人者』(1961)

原題『My Brother's Killer』

霧の夜、弁護士事務所の共同経営者である兄オリバーから急にオフィスに呼び戻されたサイモンは、そこで兄の射殺死体を発見する。仕事でも私生活でもトラブルを抱えていたオリバーを殺したのは、一体何者か? 警察の捜査に納得できず独自の調査を始めたサイモンは、兄の思わぬ秘密に直面する。英国探偵小説と人間ドラマを融合し、クリスティを感嘆させた伝説的デビュー作、復活。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240066

東京創元社
2010『兄の殺人者』野中千恵子/訳

社会思想社
1994『兄の殺人者』野中千恵子/訳



『そして医師も死す』(1962)

原題『Doctors Also Die』

診療所の共同経営者を襲った不慮の死は、じつは計画殺人ではないか──市長ハケットからそう言われた医師ターナーは、二ヵ月前に起きた事故の状況を回想する。その夜、故人の妻エリザベスから、何者かに命を狙われていると打ち明けられたこともあり、ターナーは個人的に事件を洗い直そうと試みるが……。英国本格黄金期の妙味を現代に甦らせた技巧派、ディヴァイン初期の意欲作。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240103

東京創元社
2015『そして医師も死す』山田蘭/訳



『ロイストン事件』(1964)

原題『The Royston Affair』

「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。おまえの異母弟のデレクは──」四年ぶりに帰郷したマークは、父の手紙の下書きに不穏な記述を見つける。その直後、父はデレクが働く新聞社で死体となって発見された。どうやら父は、マークが町を去る原因となった“ロイストン事件”の再調査をしていたらしい──。犯人当ての名手の傑作ミステリ。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240141

東京創元社
2024『ロイストン事件』野中千恵子/訳

社会思想社
1995『ロイストン事件』野中千恵子/訳



『こわされた少年』(1965)

原題『His Own Appointed Day』

16歳の少年は自転車で学校を出たきり消息を絶った。姉と警部の二視点で語られる、錯綜する失踪事件の捜査。犯人当ての名手が読者の盲点を鮮やかに突く、傑作本格ミステリ!

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240158

東京創元社
2025『こわされた少年』野中千恵子/訳

社会思想社
1996『こわされた少年』野中千恵子/訳



『悪魔はすぐそこに』(1966)

原題『Devil at Your Elbow』

ハードゲート大学の数学講師ピーターは、横領容疑で免職の危機にある亡父の友人ハクストンに助力を乞われた。だが審問の場でハクストンは、教授たちに脅迫めいた言葉を吐いたのち変死する。次いで図書館で殺人が起き、名誉学長暗殺を仄めかす手紙が舞い込む。相次ぐ事件は、ピーターの父を死に追いやった8年前の醜聞が原因なのか。クリスティが絶賛した技巧派が贈る傑作、本邦初訳。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240035

東京創元社
2007『悪魔はすぐそこに』山田蘭/訳



『五番目のコード』(1967)

原題『The Fifth Cord』

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。この件を発端に、街では連続して殺人が起こる。現場に残された棺のカードの意味とは? 新聞記者ビールドは、警察から事件への関与を疑われながらも犯人を追う。街を震撼させる謎の絞殺魔の正体と恐るべき真意とは──読者を驚きの真相へと導く、英国本格の巧者ディヴァインの屈指の傑作が甦る。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240073

東京創元社
2011『五番目のコード』野中千恵子/訳

社会思想社
1994『五番目のコード』野中千恵子/訳



『運命の証人』(1968)

原題『The Sleeping Tiger』

法廷では、ひとりの弁護士が刑事裁判の審理を他人事のように眺めていた。彼は二件の殺人の、有罪が確実視された被告人としてそこにいるにもかかわらず。六年前、駆け出しだった男──プレスコットは、友人からある女性を紹介される。ひと目でその美女ノラの虜になったときから、彼の運命は狂いだした。四部構成の四部すべてに驚きが待つ、ディヴァイン中期の傑作本格ミステリ! 

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240127

東京創元社
2021『運命の証人』中村有希/訳



『すり替えられた誘拐』(1969)

原題『Death Is My Bridegroom』

問題はすべて親の金で解決、交際相手は大学の講師──そんな素行不良の学生バーバラを誘拐する計画があるという怪しげな噂が、大学当局に飛びこんでくる。そして数日後、学生たちが主催する集会の最中に、彼女は本当に拉致された。ところが、この事件は思いもよらぬ展開を迎え、ついには殺人へと発展する! 謎解き職人作家ディヴァインが誘拐テーマに挑んだ、最後の未訳長編。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240134

東京創元社
2023『すり替えられた誘拐』中村有希/訳



『紙片は告発する』(1970)

原題『Illegal Tender』

周囲から軽んじられているタイピストのルースは、職場で拾った奇妙な紙片のことを警察に話すつもりだと、町政庁舎(タウンホール)の同僚たちに漏らしてしまう。その夜、彼女は何者かに殺害された……! 現在の町は、町長選出をめぐって揺れており、少なからぬ数の人間が秘密をかかえている。発覚を恐れ、口を封じたのは誰か? 地方都市で起きた殺人事件とその謎解き、著者真骨頂の犯人当て!

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240110

東京創元社
2017『紙片は告発する』中村有希/訳



『災厄の紳士』(1971)

原題『Dead Trouble』

根っからの怠け者で、現在ではジゴロ稼業で糊口を凌いでいるネヴィル・リチャードソンは、一攫千金の儲け話に乗り、婚約者に捨てられた美人令嬢のアルマに近づく。気の強いアルマにネヴィルは手を焼くが、計画を仕切る“共犯者”の指示により、着実にアルマを籠絡していく。しかしその先には思わぬ災厄が待ち受けていた……。名手が策を巡らす、精巧かつ大胆な本格ミステリの快作!

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240059

東京創元社
2009『災厄の紳士』中村有希/訳



『三本の緑の小壜』(1972)

原題『Three Green Bottles』

ある日、友人と遊びにいった少女ジャニスは帰ってこなかった──。その後、ジャニスはゴルフ場で全裸死体となって発見される。有力容疑者として町の診療所勤務の若い医師が浮上したものの、崖から転落死。犯行を苦にしての自殺と目されたが、また少女が殺されてしまう。危険を知りながら、なぜ犠牲に? 真犯人への手掛かりは意外にも……。英国本格の名手、待望の本邦初訳作。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240080

東京創元社
2011『三本の緑の小壜』山田蘭/訳



『跡形なく沈む』(1978)

原題『Sunk Without Trace』

憎き母が死んだ。何一つ秘密を漏らさないまま──。父を知らずに育ったルース・ケラウェイは、母の遺品から手掛かりを得て小都市シルブリッジへ渡った。父親を捜す傍ら、なぜか数年前の協議会議員選挙の不正も探ろうとするルースの不可解な行動は、人々の不安を煽り、ついに殺人事件まで発生する。複雑な人間関係を操り、鮮やかなフーダニットを演出する円熟期の傑作。本邦初訳。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240097

東京創元社
2013『跡形なく沈む』中村有希/訳



『ウォリス家の殺人』(1981)

原題『This Is Your Death』

人気作家ジョフリーの邸宅〈ガーストン館〉に招かれた幼馴染のモーリス。最近様子のおかしいジョフリーを心配する家族に懇願されての来訪だった。彼は兄ライオネルから半年にわたり脅迫を受けており、加えて自身の日記の出版計画が、館の複雑な人間関係に強い緊張をもたらしていた。そして憎み合う兄弟は、暴力の痕跡を残す部屋から忽然と姿を消した。英国本格の妙味溢れる佳品。

引用:https://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488240042

東京創元社
2008『ウォリス家の殺人』中村有希/訳



さいごに

いかがでしたか?

先日2025年2月21日に東京創元社より『こわされた少年』が刊行され、全作品が創元推理文庫で読めるように!😳(半分以上は絶版ですが…)

シリーズ物ではなく、すべて独立したお話ですのでどこから読んでもOK!なのは魅力的ですよね☺️
私は、もちろん原作刊行順に読む予定。

創元推理文庫を読み漁るようになってから知った作家さんなので知名度的にはそこまで……?かもしれないですが楽しみです!!


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