スケール練習が大切な本当の理由
早くも2月も中旬に突入!
すみません。。事情がありましてブログかなりサボっておりました( ̄▽ ̄;)
ネタは溜めているので、気を引き締めて更新してまいります!!!!!
花粉が飛び始めているこの時期だからか、既にムズムズしているナカジでございます。
電車でくしゃみしても睨まないでね(笑)
さて、本日は【スケール練習はなぜ大切なのか?】についてお話してまいります♪
これは、クラリネット以外の楽器にも言える事でしょうが、特にナカジ。のレッスンで必ず取り入れて口酸っぱく伝えているのがスケールでもあります。
「スケール?必要なのはあたりまえだろ?」と感じる方もいるでしょう。
クラリネットのスケール本で有名なのはアイヒラー 、アルベールなど本当に様々溢れておりますが、
それを練習するという事は【一番何が大切】だと思いますか?
<スケールでありがちな認識>
スケール練習は、調によって複雑な指づかいや覚える運指が登場してきます。
そこで認識が誤りがちなのが、
【スケール=指を早く動かす為の練習】になってしまっているという事なんです!!
確かに、木管楽器は運指の理解となめらかに指を動かす技術も大切です。
ただ、フィンガリングの実践的な練習は【エチュード】の方が、より効果的なので、そちらをオススメします。(エチュードについては今後の記事で触れます)
じゃ、スケールは一体なんのための練習なのか、、?
<スケール練習の効果>
結論からお伝えしますと、
【音域・音量・音色・ダイナミクス】→これらを均一化させる効果を期待できるのが、スケール練習の役割とも言えるでしょう。
どの音域も均一化できるか否か
つまり、指だけ回っていれば良いという事ではないのです。
特にクラリネットは4オクターブ弱の幅広い音域を持っております。
よく、「クラリネットは運指さえ覚えて息を吹き込めば音が鳴ってくれる楽器」と思われがちですが、、、
音域によって吹奏感・抵抗感が違いますので、響きにくい音質も、均一化させてなめらかに吹奏できるコントロールの技術が必要となるのです。
スケールは低音から上行していく事がほとんどですが、
・どのような息の量で、アンブシュアの締め具合は音域によってどのように変化しているのか
・音程は音域によってどうか
をまずスケールで、自身の特徴を知る事ができます。
その後、2オクターブ、3オクターブに上がるにつれ
・音域によって、音の響きがバラバラ(まとまっていない)になっていないか
・アンブシュアが崩れていないか
・息が漏れていないか
・響きが揺れていないか
・音量がバラバラになっていないか
なども、確認する事が出来るのです。
確認するには、早いテンポでは聴く余裕が生まれません。
無理やり早く行う必要は、無いんです!
テンポはゆっくり吹く事で、より自分の吹き方のおかしさや癖を見抜く必要が出来るでしょう。
早いテンポで吹ききればOKだろうと感じていては、もったいない!ので、ぜひ本日の練習から、テンポを見直してまいりましょう♪
「ロングトーンでは綺麗な音が出せるのに、スケールでは音が広がってしまう、音程が低くなってしまう、、」
そんなあなたにこそ、ぜひスケールを毎日取り入れてみるのをオススメします!
ちなみにナカジ。は必ず全調行っております。
今日はやってみるかじゃないんです!ルーティンのようにやるものなのです!
自分が出来ているだろうと思っているものが、出来ていないのが明るみになる事、楽器において結構あると思います( ̄▽ ̄;)
そして油断すると指が感覚を忘れます、、
余裕があれば録音して聴いてみて把握するとより上達が早いのでオススメですよ。
●まとめ●
スケール=早くやるのではなく、
【正確に・音を均一化して、崩れずに行う事】を何より大切にして行っていただきたいと思います。
じゃあ、次の記事でお会いしましょう♪
※↑ウィッグを被っている時は、オカリナ奏者の【カオリ】だよ♪
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