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スペインにきたら食べておきたい素朴な定番スイーツ「チュロス」

お土産で持って帰ることはできないけれど、スペインにきたら食べておきたいスイーツの一つがチュロス(チュロスの写真を持っていなかったので、ここに映るのはポルボロンとトゥロン)。
 
そもそも、スペインのスイーツはまずくもないけれど、ハマる!ってほどおいしいものがあまりない気がします。なので、いつも「甘いものが食べたいんですけど、何がおすすめですか?」と聞かれると、迷ってしまうのです。ケーキなんかはどう考えても日本のほうがおいしいし、ジェラートはおいしいところもあるけどスペインよりイタリアだし……。ということで、お勧めしたいのがチュロス。
 
とはいえ、私は自らチュロスを食べに行くということはほとんどなく、近年では1年に1回、12月26日(カタルーニャではサン・エステバの祝日)の朝に彼の実家で近所のチュロス屋台で買ってきたチュロスを食べるという彼らの習慣に便乗して食べているだけなのですが。でも、たまに食べるとすごくおいしいです(ちなみに、私は基本的に甘いものはどうでもよくて食べません)。
 
スペインでは、薄く砂糖がまぶされたチュロスをカップにたっぷり入ったチョコレートにつけて食べます。すごく甘そうですが、それがそんなことないんです。もちろんお店によってチョコもチュロスも違いますが、それでも基本的にチョコの甘さは控えめなので、5、6 本は軽く食べることができてしまいます。
 
ただ、何か洗練されたお菓子、とは考えないでください。「スイーツ」という呼び方も不似合いな気がしてきました。それよりも朝ごはん、と呼んだほうが的確かもしれません。
 
スペインのほかのお菓子にもいえる特徴ですが、いたってシンプル、素朴です。いまから10年以上も前の話になりますが、サラマンカに留学したての頃のこと。スペインの名物が何かも、この街に何があるのかも理解していなかったときに、たしか語学学校の授業でチュロスの話題が出て、その週末に何人かが食べに行くというので、日曜日の朝とかについて行った気がします。
 
そのチュロス屋さんが屋台で、しかもあのディズニーランド売っているような綺麗に砂糖がまぶされたチュロスではなく、「しっかり油で揚げました」感満載(揚げたて)でそれに超濃厚なチョコ(甘くない)につけるというのが、私としては受け入れ難くかなりがっかりしたことを覚えていますが(たぶんチョコレートがあまり好きじゃないから)、いまならそのおいしさがわかります。
 
バルセロナで一番有名な老舗のチュロス屋さんはここ。
 
La Pallaresa Chocolatería Churrería

こちらは屋台形式。
1958年創業で、「おそらくバルセロナで一番古いチュロスの屋台」なのだとか。

Churrería J. Argilés


バルセロナのグルメ・お土産情報はこちらにも書いています。


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