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スペインで働くための「履歴書」の書き方

 
仕事探しにあたり、最初の一歩となるのがCVつまり、履歴書の作成です。スペインでは、一般の企業で働く場合CVとCarta de Presentaciónといって「どうしてこの会社で働きたいのか」という会社に向けた“ラブレター”の2通を提出します。
 
では、そもそもどこで人材を募集している会社に出会えるのか。その一つは、LinkedInです。昔からアカウントだけは持っていたものの、こちらの大学院でLinkedIn講座を受講するまで放置していました。が、このビジネス版Facebook、なかなか侮れません。自分で仕事の応募を探すことはもちろんできますが、このサイトは人材を募集している側も使っているので、向こう側から声をかけてくれることもあるのです。私の場合はフリーランスということもあり、いろいろと仕事のオファーがきますが、自分ができる・やりたいものを選んだ結果、LinkedIn経由で3件の仕事を引き受けたことがあります。
 
そしてもう一つは、コネ。というと人聞きが悪いですが、知人の繋がりは強いです。スペインに限らずフランスやイタリアなど南ヨーロッパでは、とくにその傾向が強い模様。必ず採用とはならなくても、知り合いを通じていないより絶対に有利なのは確かです。たまたま日本語を教えていた生徒がファミリービジネスをしていて、彼のレストランで受付の仕事をオファーされたことも。結局その仕事は引き受けませんでしたが、現在の観光ガイドの仕事は知人の紹介でやることになりました。
 
3つ目は、CVの持ち込み。これは基本的に飲食店になりますが、私の日本人の友人はその方法で日本食レストランの仕事をゲットしていました。
 
とはいえ、日本語とスペイン語の履歴書では書き方がまったく違います。こちらでは、私がスペイン語で作成した履歴書をシェアします(顔写真はつけたほうがベターですが、ここでは恥ずかしいので取っています)。
 
この履歴書のベースは、こちらの大学院の指導のもとで作り、キャリアセンターの教員にもチェックしてもらい、さらに最近少し更新したので、その後の添削もネイティブから受けています。
 
履歴書作りはかなり面倒臭いですが、一度作成しておけば何か仕事のオファーがきたときにすぐ出せるので、準備をしておくことに越したことはありません。

スペイン語CV見本のダウンロードは、こちらからどうぞ↓。

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