コンプレックスと理想の狭間
「今日こそは」
2回ほどゴミ捨ての機会を失っていた私は、そう呟くと目を見開きながら、動かない頭を懸命に持ち上げて、袋を縛り玄関の扉を開ける。
昨晩、明日こそはと意気込んで布団に入った、、が。寝付けない。眠れない。案の定の寝つきの悪さ。
そして3時間眠れたかな?というくらいなのに、ゴミ捨ての執念を燃やし、日頃の寝起きの悪さが想像つかないほどの勢いで跳ね起きた。
そしてゴミ捨てを終え、家の玄関を開けてほっと一息ついていると睡眠時間の短さゆえの眠気が襲ってきて、、、寝てしまった。
もう覚えていないけれど、なんか壮大な夢だった。そんな夢から覚めたのはお昼過ぎだった。
そこから心はずしんと重くなる。
本当は不器用なのに、その裏を隠して器用そうにこなしてきた数々のものがあるけれど、
1番苦手で、コンプレックスに感じているのが「睡眠」。
私の場合、うつの症状が特に強く現れたのが睡眠だったからこそ、「早寝早起き」はいつだって理想で、いつだって叶えたいもの。
そんな理想の気持ちが強すぎるのか、「早寝早起き」ができない自分を責めてしまう時がよくある。
多分だけれど、自分の中で描いた「普通」になりたくて、なれなくて苦しいんだろうな。
不器用なのに器用そうに振る舞っている自分が、噛み合わなくてしんどいのかな。
呼吸が浅くなっている今、心の声が受け取れていないけれど、明日起きたら深呼吸をしてしっかり心と話したいな。
睡眠と向き合いたいと思うようになった、今日この頃。
かみつれ日記 2022.11.22
ZINEの制作費や、表現を続けるためのお金として使わせて頂きます🌱