ガーナの廃棄物から創られるアート|Stil a black star
こんにちは。
先日ですが、『Still a black star』という個展へ
行ってきました。
この個展で飾られている作品は、
全てガーナのゴミ・廃棄物から生まれています。
このゴミは決してガーナだけのものではありません。
世界中の国々のゴミが、
ガーナに集められるのです。
理由は安く押し付けることができるから。
先進国にとっては、
ゴミを適切に処分するより押し付けてしまったほうが安くていい。
ガーナ政府にとっては、
土地を渡すだけで収入源を確保できるからいい。
じゃあ、その地域の住民は?
大量のガスを吸い、癌などの病に蝕まれ、30代でこの世を去る人も多いのです。
人々の犠牲の上で成り立っている、
この不健康すぎる経済。
これらの作品の作者はアートの力を使って
「我々の豊かな生活は、このスラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」
という不条理な現状を先進国に伝えています。
作品のなかには、もちろん日本のごみも。
使う前に、
そして捨てる前に、
海の向こうの国を想う時間を。
捨てるのは、無駄に買うのは「もったいない」だけじゃない。
誰かの健康に大きな被害を与えている、有毒ガスを発生させている。
その意識をもっともっと多くの方が持つと、
この世界がもっと素敵なところになるのになあ、と思い投稿しました。
今日も素敵な1日を!
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