やはりツイステがTDRで荒れた件(後編)

当然、今回の「事件」に対して、Dオタと略されるディズニーオタクが注意喚起を次々と出した。自身のような、ツイステ…ディズニーツイステッドワンダーランド側でもディズニー側でもない部外者には一見無関係であるが、しかしコスプレ畑の人間だけに、無関係ではいられなかった。
しかし、そして、この問題は当分収束しないと思われる。2020年のDハロでの仮装リストにツイステが上がっていたと云うのだ。

2019年に3日だけアップされたリスト、その存在が最近になって急浮上した。そして、その証拠を見た。3日で削除されたと云う説明が有ったが、OLC…オリエンタルランド側のミスだろう。
2019年、ツイステは未だリリースされていなかった。その頃から既にリストアップされていた、とは聊か不思議だが、その存在が公になった以上、その疑問は最早愚問だ。
このリストが明らかになったことで、ツイステコスプレをDハロで、と願うコスプレイヤーにとっては追い風になる。

2020年はDハロ…ディズニーハロウィンが見送られたことで、ツイステの可否は正式発表されなかった。ただ、2021年に向けて既にツイステをやってよいと判断している者もいるだろうし、OLCに要望を送り付ける者も出てくるだろう。
当然、OLCに権限は無い。決定するのは版権を管理するWDJ…ウォルトディズニージャパンだ。この可否でOLCを叩く、槍玉に挙げるのは…リストの公開の件は自業自得ではあるが…間違いだ。

また、リストが上がっていたとは云え、ルールやガイドラインは新たに出たものが最新の公式発表として上書きされる。リストはあくまでも2020年Dハロの公式発表ではなく、リストも削除と云う形で情報が「上書き」されているため、「ツイステがDハロで可能」と云う情報は出ていないと判断すべきだ。
そして、全ては2021年のDハロに関する公式発表まで半年以上待つことになる。今解禁を求めて騒いだところで、何がどうなるワケでもない。

ゲームメーカー大手スクウェアエニックスと共同開発し、本家キャラクターも登場させたキングダムハーツでさえ解禁まで長年費やした。関与度がそれより低く、またユニバーサルとの契約問題も絡んでか解禁に踏み出さないマーベル作品のような資本関係も無い。
尤も、WDJとしても版権を管理するツイステの人気は認識しているだろう。ライセンス収入の面でも注目しているのではないか。
その需要だけを鑑みれば、早期解禁も有り得ない話ではないが、やはり作品への関与度からツイステの早期解禁とは、想像しにくいのだ。
それに、解禁すれば別の…コスプレの特性に起因する…問題が起き得るが、それは別の機会に書く。

今回の事件は、Dオタからのツイステ民への風当たりを強める結果となった。そして、コスプレイヤーによる仕業でもなかった…単なる一般人による仮装或いは着ただけコスプレ…だったことで、コスプレイヤーからも問題視されている。
しかし、これは「ツイステの有名税」で片付けられる話ではなく、事有る毎に引き合いに出されることとなるだろう。そして半年前に触れた、Dオタとツイステ民、Dオタとコスプレの問題は残念ながら的中した。
有名税、で片付けられる話ではないが、それにしても、全てにおいてタイミングが悪過ぎる。どう云う形で決着、収束するのか。

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