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「不登校」を隠すのはもうやめよう!

不登校だった娘が、半年ぶりに学校に戻ったいきさつについて書いた先日のnoteは、2日間のみの公開といたしました。
正直に書かせてもらった内容だからか、思いがけず閲覧数が伸びたため、騒ぎになる前に…と思い。
ほんとのことしか書いてないですけど、SNSの影響力ってすごいし、騒ぎが起こったとしてもそれに対応する時間がもったいなくて、ですね。

それに、不登校になったいきさつ自体は、これまで身内以外のだれにも、どこにも話していなかったので、表現したことで私の気持ちの整理はつきました。

つらい記憶や体験を書くことで気持ちに区切りがつく、というセルフセラピーをした気持ちです。(この書くセラピーはHSPさんにおすすめされているものです。)

びっくりしたことに、子どもが不登校というと、いまだに、
「心の病なのか」
「精神的に大丈夫か」
と聞かれることがあります。
「親が過保護なのでは」という含みもあるのかもしれないです。
さらにさらに、勧められてスクールカウンセラーのところに行ってはみたものの
「子どもは社会とのつながりを切ってはならない。即、別室登校を!」
と迫られ、かんじんの、不登校になった経緯については聞かれもしないということもありました。
(そもそもこの方がいまいちだったのかと思っていたところ、他のお母さんからも似たような経験を聞いたので、スクールカウンセラーからのアドバイスが全てではない、と言いたいです。)

共通するのは「不登校、ダメ、ぜったい!」という姿勢です。
不登校になると社会に適応できなくなると考える方がいまだに多いことに驚きました。

(デイサービス利用に当たって、意見書を書いてくださった精神科のお医者さんはまったく別の見解で、「学校には無理に行かなくていいと思います。力のある子は必ず合った環境を得て、伸びます」といつもおっしゃってくださいます。
今の不登校に関する考え方の主流は、
「学校には行かなくても、代わりにどこかで社会とのつながりを得ていけば良い」とのことです。
悩んでる親御さんに知って欲しいと思い記します。)

「不登校」に関して、バイアスのかかった見方を当たり前にされることに対し、ひとつの姿勢を示したかったのでした。

教師の力量不足や学校の体制に問題があることで、トラブルがあったときに適切な対応をされず「不登校に追い込まれる」ということもあるのですよ、ということです。
また、学校という場所自体にきゅうくつさを感じて足が遠のくお子さんだって今の時代山ほどいるんですよー、とも言いたかったです。

そして、これまでに多くの不登校児の親御さんやおうちの方、不登校児の支援者さんと出会って、
「不登校であることを隠したい」
という考え方が当然とされているのをひしと感じました。それにも、私は異を唱えたいのです。

その考え方が、肝心の子ども本人を傷つけていませんか、とお聞きしたいです。

「不登校であることを隠したい」
という親の気持ちは、
「不登校はあってはならないことだから、知られたくない」
というメッセージを、子どもに発していることになりませんか?
それはもちろん、先ほど述べたような、周りからの偏った反応に対して、親が防御反応を示しているからなのでしょう。私だってもちろん傷つきました。

でも、肝心なのは子どもの気持ち。
不登校という経験を、この先どのように受け止めていくかは子どもの自己肯定感に大きく関わります。
たまたま学校という場所に合わなかったというだけです。
「不登校だったダメな自分」と自分を責める必要はないのです。
 
私は、子どもが不登校であることを隠さず、身内にも友達にも近所の方にもSNSでも
「今、学校に行ってないんですよー」
と話していました。
もちろん、子ども本人からも「隠さなくていい」と了解を得てのことです。

そういえば以前、平日の昼間に子どもとプールに行ったら、利用者の方に
「学校は休みなの?」と聞かれ
「今、学校に行ってないんですよ」と答えたら、その方、どう答えて良いのかという表情になり、戸惑せてしまったこともあります。

「不登校」を、どのように受け止めるかは相手の自由ですが、私たちは隠さない、という姿勢を貫こうと思っています。
娘が学校にいるとつらいとか、落ち着かないとか、もやもやする気持ち、をなかったことにしたくないのです。

学校に午後から行くようにはなりましたが、
「嫌なときは行かなくてもいいし、家にいても、支援場所に行ってもいい」
と伝えています。
娘は今のところ「もやもやするときは別室で過ごすから大丈夫」と言っています。

いじめた生徒に言い返せるようにもなり、強くなったなーと思います。

ついでに、娘の学習問題について。
学校でまったく勉強していませんが、家でしているのかというと、ざんねん、あまりしていません。
ちなみに昨夜、
「+5−(−8)は、なぜ5+8になるのか」という疑問を抱き、スタサプの中1数学を見ていました。

家で積極的に勉強しているわけではないのですが、疑問をもったことに分かりやすく答えてくれるスタディサプリはとてもありがたい存在です。

国語や社会だったら私もオタク的に説明できるのですが、数学と理科は苦手なので助かってます!

不登校は親にたくさんのことを気づかせてくれます。
「子どもの不登校は親のために起こる」ってご自身の経験から教えてくれたお母さんがいます。
私もまだまだ書ききれないほどの実感があります。
古民家コミュニティカフェを作りますので、そこに来てくれた方と分かち合えればと思います。
もちろん、前向きな姿勢でね!

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