激チビ車椅子ユーザーが外出すると起きるあるある
まず前情報として、説明しておくと
私は、身長約90センチの激チビであり
外出する時は、常に車椅子を使用している。
そんな私が外出すると
よくあるのが、
「私の存在を覚えられやすい」ということ。
それによってよく起こる出来事がある。
顔や容姿を覚えられやすいことは
いい事でもあるし
正直、なんかいやだなあと思うこともある。
まず激チビ+車椅子ユーザーって時点で
なかなかいないので
他の人にも共通しているあるあるかどうかは
分からないけど
私にとってのあるあるってことで
その時にあったエピソードと共に
書いていこうかな。
▼ 二度目のお店の入店で店員さんに
大体顔を覚えられる
車椅子を使用していると
入店できるお店が限られる。
その為、気に入ったお店があると
何度も利用しがちな私。
初めて入店して気に入ったカフェだったり
飲食店があったときに
また二回目に入店すると、
もう店員さんに認知されているのか
最初は「いらっしゃいませ」だったのが
ちょっと気さくな感じの
「こんにちはー!」だったり、
「あっ、いらっしゃいませ〜(認知されてる感じの爽やかな笑顔)」
というような店員さんの対応が
変わることがよくあるのだ。
その時に、あっこれ覚えられてるやつだ
と、何となくの雰囲気で感じると同時に
ちょっと恥ずかしい気持ちになる。
でも、いい事もある。
初回だと、店内が
どんな感じか分からないから
「車椅子入れますかね?」
と聞かなきゃいけない。
店員さんも「椅子避けますか?」
などひとつひとつ聞いてくれたり、
対応してくれるので、
入店して席に着くまで落ち着かなかったりする。
でも二回目以上の入店で
認知してもらえると
初回の時に対応してもらった事を
覚えてくれているので、
「カウンターでよろしいですか?」
「はい」
(何も言わずに椅子をサッと避けてくれる)
「どうぞ〜」
と、スムーズに対応してくれるようになり
すごく気が楽。
居心地も尚更、良くなるし。
慣れない時は、
少し恥ずかしかったけど
そういう意味ではいい事だなと
思うようになってからは
友達を連れていく時も
「もう常連だから☆(ドヤっ)」
と、堂々とするようになったのである。
ドヤることじゃないか(笑)
▼ とんでもなく遠い距離からでも
すぐ見つかり、名前を呼ばれる
外出していると、
勿論、知り合いに偶然会う時もある。
その時に起こること。
ある日、車椅子で走らせていると
こちらは全く気づかず、
後ろの方向から「あやーーー!」
って呼ばれることがある。
「!?!?え?私!?」
って振り返って探しても
こちらからは見つからない。
すると、とんでもなく遠くから
走ってくる友人がいるじゃないか。
「おおおっ!えっ、よくわかったね!
そんな遠くから(笑)
しかも後ろ姿なのに(笑)」なんて私が言うと
「いやそりゃ分かるわ、
車椅子の人いるなー、ちっちゃ!
車椅子もこんな感じだ!
あやじゃん!ってなるって。」
そりゃそうか(笑)
車椅子ユーザーだけだと
まだ遠くで後ろからじゃ
まだ分からないのかもしれないけどね。
(いやそれでも分かるもんなのか?)
そんなこともたまにだけど、あるある。
そして最近、よくあるのが
家帰ってから友人から
「今日○○にいたでしょ」
とLINEが来ることもある。
「え!?いたの!?声かけてよーー!」
というと、
「声掛けたかったけど、
あや猛スピードで走っていくんだもん
追いつけんかったわ」
と言われるという(笑)
車椅子を新しくしてから
スピードが上がり、
一人の時はぶんぶん走らせてるので
そんなことも度々ある。
遠くから名前を呼ばれるレベルの人は
大体、友人なので、嬉しいことである。
▼ 何十年も会っていなかった知人から
声をかけてもらえる。
少し前にあった出来事でいうと
ダイソーで買い物していたある日。
「(私のフルネーム)ちゃん?」と
急に通りすがりのお姉さんに声をかけられる。
え!?えっ、、誰・・・?
えっどうしようわかんない。
私「そ、そうですけど、、、?」
「やっぱり!小学校のときの○○。覚えてる?」
私は結構名前や顔への記憶力はいい方なので
「!?!?あっ!?!えっ!○○ちゃん!?」
「えーー!久しぶり!!卒業以来!?!」
と何十年も会っていないのに
話しかけてくれて再会!
そんな事がたまーにあるのだ。
勿論、その子も当時の面影があるとはいえ、
私と同い年なわけだから
お化粧もしているしお洒落で
大人な綺麗なお姉さんになっている。
名前を言われないと
全く分からないくらい当時と容姿が違う。
だけど、私はというと、、
小学生時代の当時より
面影はめちゃくちゃあったとしても、
顔はおばさんになっているし
体が縦も横も一応少しはかでかくなっているし
化粧もばりばりして
髪も明るいし多少は垢抜けたつもりでいるが
それでもすぐ分かるらしい。
「いやーギャルっぽくなってたから、
合ってるか不安だったけど、やっぱり合ってた〜!」と、言われちゃった(笑)
不安ながらも
話しかけてくれるのは嬉しかったなあ
他にも、それこそ小学生時代の
同級生のママさんなどにも
十年以上は余裕で会ってなかったとしても、
声掛けられることもある。
そんなに関わりなかったママさんだと
さすがの私も心の中では
「えっと、、誰だっけ?
多分誰かのママなんだよな」ってなりながら
「お久しぶりです〜(ぺこっ)」
ってとりあえず挨拶しとこうみたいな時もある。
そういう時はちょっと気まずいのであった。
▼ 向こうから知らない間に認知されている
こっちは誰かまったくわからず
話したことありましたっけ?初めまして…?
というような状況でも
知らない間に向こうから
私の存在を知られていることがある。
たまーーに名字まで知られていたり。
それは正直、ちょっと怖かったりもする。
例えば、ある日の帰り道の出来事。
家が近い仲の良い友達と一緒に
地下鉄に乗り、
駅から歩いて私の家に到着する。
私の住んでる建物の住民同士の関わりは
特になく、顔合わせたら挨拶する程度。
同じ階の住民ですら
顔をしっかり把握してないレベル。
たくさん住んでるからね。
家のロビーに入り、
何階かも分からない住民さんと同時に
エレベーターに乗った。
そしたら私は一言も発してないのに
私の住んでる部屋の階のボタンを
押してくれていた。
(!?!?なんで知ってるの!?
ひええぇ…階まで把握されてるんだ…)
しかもその人は全く違う階。
ひとつ上の階でも、ひとつ下の階でもなく
大分離れている階。
(こ、こえぇー…)
私「ありがとうございます」
「い〜え~」
「さっき○○線の○○駅にいたよね?」
(!?!?!?)
家の方の最寄り駅ではなく
乗り換える前の駅で私を見かけたというのだ。
駅で見かけて
あっ、この子うちの家の住民の人だ
って思ったってこと!?!?
こーわー!!!ひえー!
私「えっ、あっいたんですね!?」
「そうなのよぉ〜!
お友達と一緒にいるの見かけて〜」
(ひえ〜〜こわ〜!しっかり見られてる〜)
「はははっそうだったんですね〜!(愛想笑い)」
と、エレベーターから降り、
その場を後にした。
ほんと悪いことできねえな、、
いつどこでだれに見られてるかわからないな、、
と、ゾクッとしながら家に帰宅。
ということもある。
他にも、一回も会話したこともなく
こちらは全く知らないのに
「先週はどうも〜!」
と急に言われたり(笑)
・・・・誰?笑
さすがに特徴ありすぎる私なので
人違いなんてことはないだろう。
よく思い出すと、
多分どこかのイベントに参加した時に
私を見かけて
それを覚えていたんだろうか。
話したこともないのに
先週はどうも〜!って(笑)
誰だよ〜!困る!!
そんなようなことが
たまにだけど起こるのだ。
外出するのは気分転換になって
楽しいけれど、
こういうことがあると
常に感じ良くいなきゃなとか、
変なことできねえな、
とか意識せざるを得なくなるから
常に気を張ってるんだろうなー
って感じる。
「すぐ覚えられるの羨ましい!」
って言われることもあるけど、
私はあなたが羨ましいよおおお!って
思う時もある(笑)
ないものねだりだな
でも確かにすぐに覚えられることは
いい事もあるから
まぁいっか!ってなるんだけどね。
私もあるある!!って共感してくれる人
いるんだろうか?
おわり。
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