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乙巳年の本格始動は立春から。中医と四柱推命から考えてみた
春節は旧正月のお休み週間で、中国の方が訪日されていますね。
今年は2月3日の立春から、乙巳年の本格始動です。
2025年乙巳年、以前から2025年問題と以前から言われていますね。
団塊の世代が75歳を迎え、少子高齢化社会にいよいよ突入という問題で、団塊ジュニアの私達が老年期には相当に厳しい時代になるかと思います。
中医学で「抗老防衰」といわれ、
いわゆるアンチエイジングは2000年以上前からのテーマです。
フレイルを防ぐための養生法を再確認して、
一生現役のために具体的にできることを考えたいです。
乙巳年を四柱推命でどう解釈する?
乙(きのと)は陰陽五行の陰の木で、草花のしなやかに広がるイメージ。
巳は陰の火、強い火ではないが、一度火が付けば急激に燃えるイメージ。
巳は蛇で、脱皮を繰り返し最大限まで成長した、乙巳は「成長と結実」の年だと言われます。
つまり柔軟に対応し成長、今までの努力が結実しそうな年といわれます。
木と火は中医学では木生火の相生関係とされ、木は火を生む順調な流れであり、五臓では木が肝、火が心で、肝も心は自律神経や精神神経を統制しています。
運気論では乙巳年は金運不及の年
中国四千年の歴史の中で、中医学の経典に「黄帝内経・素問」に「運気論」として、人体の生理現象を陰陽五行によって説明しようという学説があります。
それによると乙巳年は「金運不及」の年に当たるそうで、五行の木火土金水に「太過」「不及」が順に巡り十年で一回りします。
金は五臓の“肺”で「不及」とは力が弱くなること、肺の力が弱まり風邪・インフルエンザ・気管支炎・肺炎などに罹りやすくなる年になります。年始からインフルや風邪、まだまだコロナが流行しましたね。
さらに大腸は肺の表裏関係で、大腸のトラブルも多くなるそうです。
インフルに続いてノロウイルスが増えてきているようです。
今年は大寒から暖冬になって10℃前後の気温はノロウイルスが活発になるようです。
また「金」はお金にもつながり、金運が不調になることで、株価が暴落しお金の価値がさがるとのことです。インフレが加速しそうですね。
株価・物価以外に災害や世界情勢も不安定ともいわれます。
コロナ禍から明るくなる期待がもてないのが不安です。
すべて備えあれば患いなし
準備があれば事が起きても心配事がないようにしたいです。
中医学の未病先防の考えや運気論の運勢も心して行動していくために大切なことを教えてくれます。
中医学で肺は「一身の気を主る」といわれ、肺気が弱ると呼吸力も免疫力も低下、全身のパワーダウンを感じます。
咳や息切れなどなくとも、肺を労わる生活が必要です。
例えば朝のお散歩で気血を巡らせ、草木を見て季節を感じることは自律神経調整に良いです。
深呼吸で肺に新鮮な空気を吸って、朝の陽気を取り込んでほしいです。
アレルギー体質や虚弱体質の方のみならず、抗老防衰にも漢方薬と合わせて、上記の生活養生がおすすめです。
特に肺を意識して乙巳年を元気におすごしいただきたいです。また柔軟な対応により成長するとされ、しなやかさと情熱を絶やさず生活したいですね。