食べ物だけじゃない!ラップのことも気にしていますか?
食材のことについては多くのお母さんたちは気にする方は多いと思います。でも、今キッチンにあるラップは大丈夫?
中には盲点になっている人がいるかもしれないので、今回はラップなどの日用品について改めて考えてみました。
1、環境ホルモンの影響にさらされている
「環境ホルモンは体に悪いもの」
その認識はある方が大半だとは思います。
でも、この環境ホルモンって何?と聞かれて、私は言葉がつまってしまいました。なんとなく知っているようではっきりとは知らなかったんです。
これじゃいかん。
少しは答えられるくらいでなくちゃ。
環境ホルモンとは生体の複雑な機能を調節するために重要な役割を果たしている内分泌系の働きに影響を与え(内分泌かく乱作用)、生体に障害や有害な影響を引き起こす作用を持つ物質です。
【農林水産省HPより】
つまり、
環境中にある人間を含めた
生物の本来のホルモン作用をかく乱する物質。
本来のホルモンの働きをおかしくすることで、神経・内分泌・免疫系に影響が出てしまいます。
環境ホルモンとの関連が疑われる健康影響としては発がん性、免疫毒性、生殖毒性が疑われています。
例えば、
・精子数・精子運動能力の低下
・精巣がん、前立腺がんの増加
・子宮内膜症、不妊症
・子宮がん、卵巣がん、乳がん
・アレルギー、自己免疫疾患
・IQの低下
・パーキンソン病
などに影響があるのではないかと言われています。
環境ホルモンにはどんなものがあるかというと、
・医療品などに含まれる合成ホルモン剤
・DDTなどの有機塩素系の殺虫剤
・ポリ塩化ビフェニール(PCB)やダイオキシン類
・界面活性剤の成分:ノニルフェノール
・フタル酸エステル:塩化ビニル樹脂の可塑剤
・ポリカーボネート樹脂・エポキシ樹脂の原料(BPA)
などが該当します。
どこから入ってくるか、ざっくりいうと
・野菜などの残留農薬
・汚染された飼料を食べた家畜
・海洋に流れ出た汚染物質で魚介類などに被害
・食品に使われる容器からの流出
・空気中から体内に入ってくる
など。食品だけでなく、空気からも入ってくるとなるとどうしたものか困ってしまいます。
食品のみならず哺乳瓶や食器、缶詰めの内壁などに使用されるポリカーボネート(PC)というプラスチックの原料も注意が必要といいます。
PC製品中にビスフェノールA(BPA)が微量残っていて、高温の液体などに条件によっては食品に流れ出てしまう恐れがあります。これが、特に胎児や乳幼児に健康影響があるという疑いがあるのです。
また、カップ麺などの容器からも環境ホルモンのような影響のあるスチレンが検出されたりと不安があります。
2、私たちが家でできること
①ポリカーボネート樹脂が原料の食器を避ける
哺乳瓶や食器にも使われることがある素材です。毎日使うことで微量ながらも摂取する恐れがあります。
②発砲ポリスチレン製のカップ麺などを避ける
ポリスチレン樹脂に含まれるスチレンダイマー・トリマーという物質は女性ホルモンと同じ働きをするものになります。
カップ麺を食べたいのなら
袋タイプにするとか別容器に移す・紙容器のカップ麺を選ぶなどの対応方法が考えられます。
市販のお弁当などもレンジで温めることで、有害物質が溶け出る可能性があるので、別容器に移してから温めたほうがより害は少ないです。
③ラップの素材に気を付ける
塩化ビニール可塑剤、柔らかさや弾力を出すためのものですが、これは生殖障害を引き起こすと言われています。
【避けたい】
原材料に塩化ビニールや塩化ビニリデンが使用されているもの
添加物が使用されているもの
→これらは健康への害もあると言われますが、燃やすとダイオキシンが発生するもの。環境にも悪いことになってしまいます。
【選びたい】
原材料がポリプロピレン・ポリエチレンのもの
無添加のラップをできれば選びましょう
また、油がついたものを包むときは熱いうちに包むと、ラップが溶けだす恐れがあるので冷めてから包むように気を付けましょう。
それでもラップの安全性が気になるという方は、みつろうラップなど安全な素材を使うという方法もあります。
手作りでラップを作ることができるのでこれもおすすめです。
身体・地球・財布に優しい!みつろうラップの作り方
④お弁当などの保存容器の原材料を気にする
ポリスチレン・スチロール樹脂は避ける
ポリプロピレン(耐火温度140℃)を選ぶ
ガラスやホーロー容器を使用する
我が家では保存容器としてはプラスチックのものはほとんどなくなりました。ガラス製やホーロー製のものだと有害物質の溶けだしの不安はなくなります。ホーロー製は軽くて割れないのでとても使い勝手はいいのですが、ちょっとお高いのがネックですね。
ホーローといえば野田琺瑯さんが有名です。
⑤食材選びと有害物質の減らし方の実践
食材選びの段階で気を付け、ものによって有害物質を減らすための処理を行うとさらに安心度が増します。
こんな記事もあります↓
野菜たちの何が危ないの?残留農薬の減らし方教えます
安心して食べたい!お肉は美味しいけどちょっぴり不安
3、最後に
気にはなりますが、気にしすぎて生活が窮屈になるのも逆に問題です。
まずは知識を得て、自分はどうするか自分なりの距離感をつかんでいきたい。これがずっと食べ物などに不安を抱えていた一人の母親の現在地です。
賢く 美しく
自分で決め 自分の足で歩く
綺麗な道を歩んでいきたいなと思います。
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