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添加物に怯えない暮らし。世界を悪者にしたくないから

私は子どもができてからは特に食への関心が格段に高まりました。普段食べる食事。食が体を作っている。その大切さを感じたからこそ、「子どもを守らなくては」と臨戦態勢に入った。これが逆に息苦しさを感じることになったんです。

食品を買うときは裏を返し、表示を確認する。これがルーティーンになりました。でも、どんなに表示を見るようになっても不安は消えなかった。むしろ心配が増えた。

「本当に安心できる食材がほとんどない」

ことを痛感したから。

見れば見るほど不安が高まる。

もしかしたらそんな経験をした方もいるかもしれない。

子どもへのおやつ。売っているものはあまり食べさせたくない。でも、全てを手作りする余裕はない。砂糖も悪い。でも、果物も農薬が・・・

仕方なく市販のお菓子を出す。もし自分が全てを手作りできたら、こんなに悩まないのかな。そして自分を責める。それが続く。

どこかに罪悪感を常に抱えていた。

それってただつらいだけだった。


全てを完璧になんてできないんだ


そして
食べ物=悪 みたいな構造では食べ物への感謝にはつながらないことに気付いた。


私は子どもに何を伝えたいのか。

「世界は恐ろしいものだから自分で自分を守りなさい」

なのか。いや、何かか違う。

私が伝えたいのは、世界はただ素晴らしいということ。生命は輝いているということ。自分にも温かくて、大切な生命があるということ。生命同士は関わっていてこの世界ができているということ。

食べ物から生命をいただいて生きているということ。
様々なものへの感謝の気持ち。

食べ物が悪い、作った人が悪い、社会が悪い。それを伝えたいわけじゃない。

知識を誰かを責める道具にはしたくない。


身体に悪いものはできるだけ避けたほうがいい。でも、ときおり摂るのは仕方ないこと。食べたからといって自分も他人も責めないこと。


食べ物を悪者にするんじゃない。


作ってくれる人だってそう。その人がいてくれるから美味しいものが食べられる。悪意を持って悪いものを入れているわけじゃない。


誰かのせいにして逃げるんじゃない。


ただ私たちが安くて、便利で、美味しいと感じるものを選んできた結果が今。

ただ企業は私たちの希望に沿ったものを作っているだけ。

だから私は自分の選択に確信が欲しい。
子どもに胸を張って言えるように。
子どもの未来を守るために。


私たちの選択や行動で未来を変えられる。

未来のために私は何ができるんだろう。


添加物や様々な身の回りの不安。それを抱えていた私。

でも、ただ漠然と怯えるのはもうやめた。

不安は明らかにして、自分の許容範囲を決める。

そのために必要なことは常に学び続ける。
そして実践し続ける。
その背中を子どもに見せる。

それしかできない。


賢く 美しく 
自分で決め 自分の足で歩く 

綺麗な道を歩んでいきたいなと思います。


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綺麗道 【生きるを愉しむ新潟クリエイター】
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