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親子初の古民家再生!あなたの知らない屋根板金の世界/新潟県村上学園

100年以上の歴史ある古民家の修復を目指す
新潟県村上学園のワークショップ。

今回はその番外編。

一般募集されていない作業に特別参戦しましたっ!

しかも。
学校行事の振替休日でお休みだった
小2のムスメも特別参加。

普段のワークショップ日ではないので
今回は特別に親子でコウジ先生を独り占め。(二人占め?)

そんな今回の作業は・・・屋根板金作業です。

屋根の板金???

これまたプロ仕様の作業が見られそう!
ってことで興味津々で現地へと向かいました。

今回は

親子で初参加!古民家再生体験~屋根板金篇~

の様子をお届けします!

雨の中、いざ出発!古民家の屋根に挑戦

新潟最北端の村上で開催されている
村上学園ー古民家再生ワークショップ。

これまでの軌跡はこちら↓
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【村上学園ワークショップシリーズ🏠】

①新たなスキル&仲間をゲット!体験型古民家再生WSが超オススメ/新潟県村上学園
②古民家再生の裏側に迫る!実際の作業を体験して見えたもの/新潟村上学園
③壊し屋デビュー!解体と修復を体験できる古民家再生ワークショップ③/新潟村上学園 
未来へつなぐ瓦一枚 〜古民家に宿る知恵とともに〜/新潟村上学園
→今日はこの続き

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今回も空気が澄んでいて気持ち良い
…と思いきや、まさかの雨!

今回は屋外の作業なので
雨の合間を見ながら進めることになりました。

にしても屋根を守る「板金張り」作業
なんて見たことないじゃないですか。

これは職人の技が光る現場が見られそう!

個人的にワクワクが止まりません。

屋根板金の下準備!コンパネと防水シートが登場

前回参加した
村上学園ワークショップ(1日目)では
屋根の瓦を丁寧にはがして掃除を終えた段階でした。

ボロボロでした

その後のワークショップ2日間で
板金の土台となる
コンパネと防水シートを張る作業が行われたそうです。

【コンパネとは・・・?】
「コンクリートパネル」の略称。
(正式名:コンクリート型枠用合板)

コンクリートを流し込むための型枠として使用される合板。

建築や工事現場だけでなく
近年では扱いやすさからDIYでも
よく使われるようになっているそうです。

綺麗道マメ知識コーナー
こんな感じでした

屋根の上はすっかり準備万端。
雨風から守る準備が整った姿に思わずうなずき。

これで屋根の土台はバッチリ。知らんけど。

いよいよ金属製の板金を張る段階に入ります。

板金作業ってこうやるんだ!職人技を目の当たりに

板金張りを教えてくださるのは
なんと板金のプロでもあるコウジ先生!

板金という名前を知ってはいても
何だかよく分からない私たち。

鉄板をどんなふうに扱うのかまったく見当もつかず…

そんな素人にも優しく
コウジ先生が教えてくれました。

そもそも鉄板はロール状で販売されていて
丁度よい大きさにカットして
曲げるなどして使用するそうです。

鉄以外の素材もあるみたいですが、今回は便宜上、鉄板とさせてください

ってか、鉄板って硬そうで曲げるのも大変そうじゃないですか。

全て機械でやるのかな?と思っていましたが
板金用の工具もあるんですって。

こういう道具を駆使すれば
鉄板がまるで紙みたいに曲がるんです。

しかも曲げるだけでなく専用のハサミでは
鉄板を切ることもできるんだとか。

私たちも少しだけ体験。

ちょっとコツのいる作業ではありましたが
紙を切るようなイメージでザク・・・っと
鉄板が切れるなんて新感覚!

ムスメも体験中。

ハサミでチョキン!

もちろん板金の大部分は機械を使い
細かい部分だけ手作業になるそうですが

目の前で上手に工具を使って
鉄板を加工する様子は「これぞ職人技!」
と感じずにはいられませんでした。

ムスメも「すごいね!」と目を輝かせていましたよ。

加工された鉄板たちはこんな感じで屋根の上に乗っかるそうです。

これは屋根の先の部分

親子で挑戦!瓦砕き体験

板金作業はスゴイ!
・・・とはいえ
さすがに素人である私たち親子がやるのは難しい。

ってことで与えられた特別任務があるんです。

それが【壊し屋オブ瓦バージョン】です!

前回のワークショップ中に仕分けして
使用不可となった瓦たち。

この瓦たちを砕き庭の敷石にするというものです。

要は瓦を金づちで割る作業なんですが
ムスメにとっては初体験。

金づちでバシンと打つと瓦がバリン。

「こんな風に割れるんだ!」

それは楽しそうに金づちで
バンバン叩いていました(笑)

オラオラオラオラ~!
あっという間にバラバラに割れていく瓦の山。

普段テレビゲームばかりのムスメが
一生懸命に作業をしてくれる姿を見られて
母も嬉しいよ・・・。

ムスメが砕いた瓦が敷かれる未来を思うと
なんだかニヤニヤしちゃいました。

作業の合間に古民家の「知恵」を感じるひととき

やっぱり印象的なのは
古民家の屋根に込められた「昔の知恵」。

今でこそ瓦や様々な素材が使われていますが
瓦の下に敷かれていたのは
耐久性のある杉皮や自然素材だったわけです。

今はホームセンターで買う時代。

防水シートがなくても
しっかりお役目を果たしてきた自然素材。

日本人が長年培ってきた技術や工夫。

そこに想いを馳せると心にじんときます。

使えるものは大切にし再利用する姿勢も
現代の暮らしにも取り入れたいなと感じています。

娘も夢中!また参加したいワークショップ

瓦砕きに夢中になっていたムスメも
ふと屋根を見上げて「また来たいな~!」と笑顔。

親子での初めての古民家再生体験は
自然や歴史を身近に感じられる
貴重なひとときになりました。

今回はほんの2時間の参加でしたが
村上学園での体験を通して
昔の人が培ってきた知恵や家を守る大切さを親子で実感。

ムスメもこの雨の日のひとときを
忘れられない思い出にしてくれたなら嬉しいな。

次回は、さらにどんな発見があるか楽しみです!

さ~て、次回の村上学園は・・・

2024年11月23~24日に開催決定!

詳しくはこちらをご確認ください↓

ってことで今日は村上学園番外編をお送りしました。

あなたのスキが励みになっています!

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【村上学園ワークショップシリーズ🏠】

①新たなスキル&仲間をゲット!体験型古民家再生WSが超オススメ/新潟県村上学園
②古民家再生の裏側に迫る!実際の作業を体験して見えたもの/新潟村上学園
③壊し屋デビュー!解体と修復を体験できる古民家再生ワークショップ③/新潟村上学園 
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綺麗道 【生きるを愉しむ新潟クリエイター】
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