トルコ語勉強法 -辞書編-
トルコ語初級者がぶつかる「壁」
1つ前の記事では、トルコ語を学びたい人が最初にやるべきことについてお伝えしました。
(前回の記事はこちら)
この通りに勉強していけば、トルコ語を楽しみながら続けていく下地ができるはずです。
しかし、トルコ語(おそらく、トルコ語に限らず全ての外国語)の学習を続けていくと、誰もがぶつかる壁があります。
それは、「言いたいことが言えない」というもどかしさです。
入門書に出てくる単語やフレーズは、基本中の基本。とても便利な言葉たちですが、それだけでは足りないときが必ずやってきます。
そんなときこそ「辞書」の出番!
入門書に出てくる単語にはすべて日本語訳がついているので、辞書なしでも読み終えることができます。
しかし、実際の会話やメッセージのやりとりで、「〇〇ってトルコ語で何と言うのだろう?」と思ったときは、辞書が手元にあると便利です。
日本語からトルコ語に翻訳してくれるオンライン辞書もありますが、残念ながら正確性に欠けているものが多いです。
私が初級の頃から使っていて、今でもよく使うのはこちらの2つです。
『トルコ語辞典<ポケット版>』 竹内和夫・著
【おすすめポイント】
・現時点で唯一、実用的レベルの日本語-トルコ語の辞書。
・ポケット版とはいえ、収録語数も多く、日本語からでもトルコ語からでもひける。
(注)長い間改訂されていないため、「スマートフォン」のような新しい言葉は掲載されていない。
『Sesli Sözlük』(ウェブサイト)
アプリはこちら。
【Google Play】
【Apple Store】
【おすすめポイント】
・インターネット環境があれば、いつでもどこでもひける。
・トルコ人講師もおすすめするほど精度が高い。
・ネイティブの発音を聞くことができる
(注)日本語には非対応のため、他の外国語(英語、中国語、スペイン語、フランス語など)が分かる人向け。
(注)ウェブサイトよりもアプリの方が、動作が軽くて使いやすい。
ひと口に辞書といっても、掲載語数や網羅性などそれぞれの特色があります。できれば、書店や図書館で実物を見てみたり、アプリをダウンロードして使ってみたりして、自分が使いやすいものを選ぶと良いと思います。
壁を乗り越えよう
この記事では、私が実際に使ってきたトルコ語の辞書を2つご紹介しました。辞書を使うようになると、自分が使えるボキャブラリーが増えて、コミュニケーションがもっとゆたかで深みのあるものになります。
あなたが今、壁にぶつかったと感じているなら、それはあなたが前に進んでいる証拠でもあります。悲観的にならずに、その壁の向こうにいる成長した自分を想像しながら、楽しんで学習を続けていきましょう。
あなたが、自分のペースで末永くトルコ語とお付き合いしていけるよう、これからもトルコ語学習のポイントをお伝えしていきますね!