信州Day285

不満、満たされないというむずかり、憤り、怒りは区別されるだろうか。足を触れると若い人が抱える怒りに一瞬こちらが怖気づくことがある。かつてはわたしが抱えていたもの。卒業したなんて言えないけれど、年女な身体になって、抱える体力を他にまわし始めたもの。かたさやこわばりとして触れることが多いもの。電流のように、そこに抵抗と熱とか冷気とかが溜まっている。

わたしの言葉は刺激として全く役に立たないので(それどころかこわばりをさらに強くする失敗を何度していることか)黙り、粛々と、指でその凝りを揺さぶること90分。幾千回の刺激のノックでやっと少し、鍵が緩む。

施術の前後が苦手だ。いらんことを言うか、いることを言えないかどっちかだから。施術家のプレゼンスも一式のうちだと思うけれど。居方が十音の課題。
声は持っているのだけれど、沈黙の質を上げたいと思う。

ふきだす季節。秋冬にどれだけ強さがたくわえられたか、土が試される季節。芽吹きに持ってかれてしまうと土用の雨で倒れてしまう。あなたは冬に強くなりましたか。
十音は、山の麓で野外活動が多かったので、イメージとしては砕氷船…筋腱は強くなりましたが、ガソリンをくいました(笑)無理もあったけれど土(身体)の状態は概ね良好。少し乾き過ぎかもしれない。燃やしすぎたから。

年度始めは情報が多い。消化するのが大変。脳と消化器の消化活動どちらもフル回転。乾き気味の土に大量の肥料が入る。少しぐらい水っぽくても関係は良さそうだ。油も潤してくれるだろう。

冬に枯れ果てるのを見た。今回の出張セッションでスタートダッシュのエネルギーに驚いている。4月の半ばに土用が始まる。身の処し方は五行にきこう。


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