一流の社長は自然な弱さを受け入れる『メンタル弱いが一瞬で変わる本』片田智也 ＰＨＰ
経営者の心を楽にするために、
絶対的傾聴する
感情整理セラピストの植草あやこです。
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仕事をしていて、一流な人だなと感じる人は、自然な弱さを全て強さの材料にしてしまう能力があります。
心が弱っている時に、「そんなことでイチイチ落ち込まないで元気だして！！」
と励ます人がいますが、それは逆効果です。
また、落ち込んでいる時に無理に笑顔にして頑張っている、不自然な人をみかけませんか？
私達は、自分に何か悪い出来事が起きてしまったり、大変な状況になると
「ものごとをプラスに考えよう！」「ポジティブに考えれば良い方向にいきます」
と無理やり、感情に蓋をして方向転換をしようとすることがあります。
しかしこのようなメンタル強化法は、そもそもメンタルの弱さは「だめだよ」と
否定をしているのです。
弱さを否定することからは強さが生まれません。
ある小さな食品会社の社長は、会社が資金繰りで大変な時にそのことをひたすらに隠していました。いつも元気でニコニコして「誰にも苦しさを悟られないぞ！！」と平静に振舞っていました。
しかし、その笑顔はとても不自然でした。社員は痩せて目の輝きを失っていた社長が苦しんでいる事は察知していましたが、社長に気をつかって何も言わずに会社を辞めていったのです。結局、その会社はつぶれてしまいました。
あるスポーツ商品販売をしている会社の社長は、とても正直な人です。
売上がどんどん下がり、経営が困難な状況になっていました。
その社長は、一人では何もできない限界を知り、社員全員の前で
「助けてください。僕一人ではどうしていいかわかりません」と頭を下げたのです。すると、多くの社員が「正直に教えてくださりありがとうございます。何ができるか？いっしょに考えさせてください」と言ってくれたのです。社長の自然の弱さが強さに変わったのです。会社は今も存続しています。
この本には、「メンタルの弱さ」は悪ではなく、強さの材料になることを
教えてくれます。自然な弱さは人間らしいのです。
経営者の皆さま
メンタルの弱さは悪いことではないのです。当たり前のことです。
後者の社長のように、自分の弱さを受け入れさらけだしてみると、
今までなかったチームワークや絆が生まれます。
そして、無理に元気に振舞ったりせずに自然な弱さをうけいれたことで、それが強さになることを私達は知っていることが大事です。
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植草あや子（上級心理カウンセラー）
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