祖母から学ぶ歳のとり方
いきなり何の話しだって感じだけれども
私のおばあちゃんの介護施設の入所が決まった
おばあちゃんは、私の実家の近くで1人暮らしをしていたのだが、95歳でようやく家事をするのが困難になり施設のお世話になる事になった
もともと商売人だったおばあちゃんは、90歳を越えてもオシャレが好きで身なりに気を使って服を買いに出たり、自虐ネタで笑いをとったり、いつも笑顔で人当たりのとても良いおばあちゃんで、『女は笑顔と愛嬌だよ!』と小さい頃からよく言われていた
入所当日の朝、私の両親と共に私も一緒に施設に連れて行く事になったのだが、おばあちゃんのお家に着くと、ご近所のおばさんがいらしていた
おばあちゃんにはたくさんお世話になり、いきなりの事で寂しくなる…と、おばあちゃんを抱きしめて涙を浮かべながら、元気でいてね!と伝えている所を目の当たりにして、私の目にも涙が浮かぶ
私の両親よりも若い方だと思うのだけれど、私のおばあちゃんを大切に思っていてくれたのだと思うと、こちらこそありがとうございます!と感謝で胸がいっぱいになり、私は感極まっていた
その方が帰られ家の戸締りをして、家を出る準備をしていると、次々と年齢層もバラバラなご近所の方がお見送りの挨拶に来られ、1人1人に今までのお礼と感謝を伝えるおばあちゃんを見ていて、私は涙腺崩壊してしまった
ここまでご近所の方々が涙ながらに見送りに来てくださるのも、おばあちゃんの人柄と人徳だよなと誇らしい気持ちになった
私はおばあちゃんの近所の方々とは、面識がある方もいたけど、知らない方も何人かいて、
あぁ!あの○○されてるお孫さんでしょ?
大変だろうに、よく頑張ってるね!!
今日はお見送りに来てくれてありがとうね!
と逆にお礼を言われた
おばあちゃんはよく私の事を自慢気に話していたらしい笑
逆にお礼を言われる程、おばあちゃんの事を想ってくださるご近所の方々の優しさに触れて、私は涙が止まらなくなってしまった
施設に着き、おばあちゃんの着替えや荷物を整理していたら、おばあちゃんがシルクのストールを手にとるなりニヤニヤ笑いながら
『今日のおだちん😁手伝ってくれてありがとう!ありがとう!首冷やしたらダメよ。寒い時はこれ使って!』と言って私にくれた
おばあちゃん…今、真夏……そして猛暑笑笑
と心の中で突っ込みながらも、ありがたく受け取ると、とても満足そうに笑っていた
可愛い笑
そして、おばあちゃんはいつも私が会いに行くと必ず、今日私を自分の所に来させてくれた私の夫への感謝も忘れない
○○さんにもありがとうと伝えてね と
いやいや!あの人何もしてないし、私が勝手に出てきてるだけだから!って思いながらも、
分かったよ😊と返す
間接的にでも感謝を必ず伝える心を持てるって凄いなぁと改めて今日感じた
そして、おばあちゃんの可愛いさや人柄の良さ、
謙虚であるのに、冗談や人を笑わせる事が好きで、人の悲しみには一緒にかなしみ、心配性で気は小さいのに、いつも誰かの助けになろうと満面の笑みで手を差しのべる。
孫ながら尊敬でしかないです!!
こんな歳のとり方が出来たらいいなぁ
こんなおばあちゃんに私もなりたいなぁ
私もこんな可愛いがられるおばあちゃんになろぅ!
少し挫けそうになっていた私の心に
凄く暖かい柔らかなものが降り注いだ
嘆きの愚痴投稿しかけていた私を救ってくれた出来事だった
ありがとうおばあちゃん🥹大好きすぎる!!
施設にも会いに行けるようになったみたいだし、次は家族で会いに行こうと思えた
まだまだ教わる事はたくさんありそうなだから、長生きしてね♡