「自分を大切にすること」の意味が、40代になってやっと分かってきた話~続編~
「働く、生きるを、HAPPYに」をミッションに100%個人起点の転職エージェントをしている株式会社ミライフでキャリアデザイナーをしております、あやぱんこと中川綾子です!
自己紹介はこちらのnoteやこちらのnoteでしています。よろしければご覧ください。
半年弱前に、自分を大切にするということが難しかったというnoteを書かせていただきました。
そこから数カ月経ち、自分を大切にするという「感覚」は人によって違うんだろうな~と思うようになりました。
自分を大切にできていると、心も体も満ち足りた感じになり、意欲や愛が溢れ出してくる。そんな満ち溢れたような感覚になるのかなと何となく想像していました。(私は)
私にはそんな感覚は訪れず、でも、「あ、なんかこれが自分だって思える心地良さあるな」みたいな、かなーり軽いものが舞い降りてきました。
「待てよ、これが自分を大切にしてるってやつなのでは。。。」と思い始めた今日この頃。
そんな私に何が起きたのかを書いてみたいと思います。自分を大切にすることがうまくいかない方がいたら、ご自身なりの感覚をつかむきっかけになればいいな~って思ってます。
リュックに背負った重い石をたまにクローゼットにしまう
これまでも、あらゆるnoteでこの類のことを書いた気がしますが、私は基本的に「自分が得たいものを得るために、苦しい思いをするべきである」という思想で生きてきました。
苦しい思いやしんどい思いをして、人一倍努力をする。
何かの訓練のように、あえてリュックに重たい石を入れて、背負って歩く感覚で、そのリュックが軽くなると不安になるという感じでした。
もちろん努力は大切だと思うし、それによって得られたものもたくさん。
でも、その石の入ったリュックのせいで、私は生きづらくなっているのだ、だからそのリュックを捨てて、手ぶらで歩けばきっと生きやすくなる、自分を大切にできるって思ったわけです。
でも、これがなかなか捨てられない。
捨てられない自分にイライラして、また苦しくなる。という謎のループに入っていました。
そんな時に、月に一度受けているコーチングで、コーチにこんな問いをもらいました。
「あなたはそのリュックをどうしたいですか?」
私から出てきた言葉は、
「大切だから、捨てたくない。でも、たまに家の奥にある、ウォークインクローゼットの見えないところに、そっと置いておきたいかもしれません。」
という言葉でした。
自分を苦しめているものかもしれないけれど、自分を支えてきた大切なものでもある。そういうものって皆さんの中にもありませんか?
だからこそ、捨てることはしないで、要らない時は、大切にしまっておくということができるようになったら、自分のどんな要素も大切にしながら生きていけるってことなんだろうな~って思ったわけです。
山登りはしない。ストリームに流されるまま。静かな流れに乗る。
1つ前の章で書いた感覚にほぼ近く、比喩が変わっただけのような気もするのですが(笑)、リュックを、たまにクローゼットにしまっておける私になってきた時に、またコーチングでコーチがこんな問いをくれました。
「あなたは今、どこにいますか?」
私から出てきた言葉は、
「これまでずっと山を登り続けてきましたが、今は静かな流れの小川に、船を浮かべて、力を全く入れずに、ただその流れに乗っている、そんな感じです。」
というものでした。
重たい石を背負って山登りをして頑張った自分に、ちょっとリュックおろして、手ぶらで、そのままいてもいいよって言ってあげることができるようになったことで、「今の流れに、そのまま乗って進んでいっても大丈夫」って思えたんだろうなと思います。
前の私だったら、「こんな脱力感ダメだ!前向きに目標を持って何かに取り組むやる気をみなぎらせなければ!!」って思っていたのですが、今回はこれは、怠けているのではなく、今の自分に対して、大丈夫って思っているということなのだと気づけたのです。
多分ですが、ポイントは、また重たいリュックを背負って山を登りたくなったら、クローゼットに取りに行って、登ってもいいのだと思えていたこと。
その後、実際にリュックを背負い、山を登ることもありましたが、そうしなければいけないと思ってやっているのではなく、自ら自発的にリュックに石を積めて山を登りにいっているので、大変ではあるのですが、心地良い疲労と達成感で済んだんです。
これまでと違った感覚で、「なるほど。この、軽くて心地良いってやつが、自分を大切にするしている状態だったりするのかもな~」と、ここでも感じたのでした。
今しかないものを中心において生きる(目の前の子供たちが教えてくれたこと)
さて、そんな感覚でいた私ですが、「今を大切に、自分を大切にってこういう気持ちか~」っと最後に確信させてくれたのは、「あれ、お母さんって楽しいぞ・・・!」という気持ちでした。
今まで楽しくなかったんかーい!と突っ込みたくなるところですが・・・・。
まぁ、楽しいは楽しいが、山登りの過程の、たまに楽しいけど、やらなければいけないこと位な感じだったと思います、正直。
タスクみたいに子育てをする自分を責めた時もあれば、それが私なんだからそれでいい!みたいに割り切っている時もありました。
が、その割り切りもどっかで、何か違う気もするな~と思っていたんです。
そんな時にまた、コーチングで、コーチが問いをくれたんです。
「小川で流されながら進んでいるあなたが、今大切にしたいものは何ですか?」
目をつぶって、自分に聞いてみると出てきたのは、「今しかない息子たちの、今しかない存在が愛おしくて仕方なく思える。大切にしたいし、見ていたい。」という言葉でした。
赤ちゃん、幼児だった息子たちが、少年になり、でも少年にしかない表情で語りかけてくるし、色んなものと向きあっている。
そういう彼らの「今」を絶対に見逃したくない、という気持ちが急に湧いてきた自分に正直驚きました。
そうなっている自分に、やっと「自分を大切にしているってやつなのかもしれないなこれは。」って思えた瞬間でした。
最後に・・・
これを読んだ方の中には、何か比喩が多いし、何を言っているんだこのオバサンは・・・・って思った方もいるかもしれません。
でも、そこにヒントがあるんです。(多分)
今、自分がどのような状態にいるのか、どういう状態になって、どんな感情を持つことが自分を大切にすることなのか、は人によって違います。
それを具体的な事象と言葉にしてしまうと何となくそこに合わせに行ったり、それだと思い込ませる作用も働く気がしていて。
だからこそ、自分の感覚や質感を比喩的に捉えて覚えておくことが、自分を大切にすることとは何ぞや、を知ることになったりするのかな~と思ったわけです。
誰かの参考になればな~と思いながら、結びとしたいと思います!
自分を理解することに苦しみながら、向き合った私だから救える人がいる。そんな思いで、ミライフのキャリアデザイナーをしているので、そんな私と話してみたいな~と思う方がいたら、ぜひご連絡ください!
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