「子育て後に"何もない私"にならない」セミナー感想
ボーク重子さんという方をご存知だろうか。
娘さんが全米No.1女子高校生に選ばれたという方で、非認知能力をテーマにした教育本などを出版されており、数年前からメディアにも時々露出されてるので、知ってる方も多いだろう。
最近あるオンラインセミナーに彼女が登壇し、1時間ほどのライブセミナーを聴く機会があった。
その内容にとても心を動かされたので、ここでシェアしようかなと。
ちなみに、最新刊「子育て後に"何もない私"にならない30のルール」の本のエピソード+αのお話をされていた。
これは日本の母親あるあるかなと思った。
自分を語る時に、○○の妻、□□の母、みたいな肩書きになりがちで。
あなた自身はどんな人で、今何をしていて、これからどんな事をしたいと思っているのか。
自己紹介でそれが語れないのでは、確かに中身がないと思われても仕方ないだろうな。(特に海外というシチュエーションだと)
しかし、この経験をきっかけにした重子さんの考え方、行動の変化が素晴らしくて。
そう決めた彼女はそれから自分のアートギャラリーをひらくという夢に向かって行動し、美術館でハタキかけのボランティアから始めて、見事に夢を実現させた。
そして仕事が軌道にのり、夜も頻繁に家を空けなければいけない日が多くなり。
そんな時は、旦那さまが子どもの夕食をつくって一緒に食べたりと、家のことを引き受けてくれたそう。
彼も弁護士/外交官のお仕事をされてたらしいので、きっと忙しかったとは思うが、妻を応援するために色々とやりくりされてたんだろう。
この旦那さまのセリフ、素敵すぎませんか?!
私なら感動して泣けちゃうわ〜。
しかも彼は言うだけじゃなくて、普段の行動で十二分にそれを示してくれているから、余計に説得力がある。
女は子育てや家事をすべし、という固定概念が本当にない方なんだろうな。
この旦那さまの在り方は娘さんにもいい影響を与えたと重子さんは言っていたけど、本当にこんなパパ素敵すぎる!
その後重子さんは仕事は順調だったけど、家族との時間をもっと大事にしたいと思い、アートギャラリーのお仕事を辞める決断をしたとのこと。
仕事が波にのっていた時期なので、いろんな葛藤はあったそうだが、自分の軸をしっかりもってないと、なかなかできる事じゃないなと思った。
こういう思いきりがいいところも、生き方がカッコよくて憧れる。
この時、重子さんは本当の意味で、旦那さまと対等なパートナーシップを築くことができたと感じたんだろう。
「何もない自分」からコツコツ努力して自己実現し、経済力もつけて。
パートナーとお互いに支え、支えられ、という関係になれたことが誇らしかったんだろうなと思う。
うーん、羨ましい!
私はどうかな。
正直、今は子育てに重心を置いた生活で仕事もセーブしてるので、いろいろ模索はしているが、これといった具体的な自己実現願望はない。
娘たちが大学に入ったら、50歳くらいで留学したいなぁとぼんやり思ってるくらい。
逆に夫が今の仕事を辞めて、新しい事業をやりたいと言いだしたら。
私が一家を養うから大丈夫!と応援できるのか?
私が仕事にフルコミットしたらできなくはないが、彼が無収入になっても心から応援できるかと言われると、どうだろう。
(十分な資産の蓄えがあれば問題はないけど、収入だけにフォーカスして考えた場合)
重子さんのようなパートナーシップの実現はなかなかハードルが高いと思うけど、新しい時代の理想的な夫婦像、という感じで本当に憧れる。
彼女の本はどれもオススメなので、気になる方はぜひ読んでみてください!
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