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今週の気になった曲【2025/1/10~1/16】
ずーっとね「気になった曲をまとめたりしなきゃな…」とは思ってたんです。でも、ずーっとずーっと後回しになっていて。新年に入ったので、ようやっと重い腰をあげてみました。
とはいえ、レビューみたいに徹底して書くと続かないと思うので、もっとラフに書いていこうと思います。「この曲のここがたまんねえ!」みたいなテンションでいけたらいいな…と。
載せている順番や文量に意味はありません。結果的に、そうなってるだけです。
「彗降」Cielo
『彗降』っていう同名EPに収録されているのですが、このEPが丸っとよい。全体的にピアノを基調としたサウンドになっていて、メロディーがキャッチー。なんといっても、ミクの歌わせかたが、とても好み。
昨今のボーカロイドって、人間のように歌う曲も多いけど、ボカロの無機質さって味のひとつだと私は考えていて。そういうボカロならではの味を、味わえるクリエイターさんだなと思いました。
「ハローグッバイ」You Said Something
歌声が入った瞬間に「はい、きた~!」ってなる。北海道の澄んだ空気をそのまま注ぎこんだ声というか。透明感があって可憐で、記憶にそっと入りこむようなボーカルだと思うんですよね。
奇を衒ってない直球なサウンドや構成も、サビでコーラスが重なる感じも心地よい。
「閃光」おもかげ
いいよね~! こういうド直球Jロック。想像を裏切らないストレートな曲調でありながら、聴いていてグッとくるようなリフとかフィルも織り込まれてる感じが好き。
歌詞の内容も青くて瑞々しくて。2005年ってことは、ハタチとか…? 斜に構えることなく、ずっとこの感じでいてほしくなる。
「脳に潜む」ムラサキチハヤ
もうイントロから「ひゅー!」って言いたくなる。私は安直だから、左右にパンを振られると、にやけちゃうのよ。
活動のテーマは『夢の中で見た世界を具現化する』だそうで。
歴史的な楽器やメロディ、時には崩壊したサウンドとも思えるような表現を『夢』へと落とし込み、現実では体感できないようなサウンドがそこにある
『hevn/ヘヴン』にインタビューが掲載されるってことは、ビジュアル系の系譜のかたなのかしら。映画『パーフェクトブルー』も好きらしく、きっと頭のなかも面白いんだろうな~。
深みのある声質も雰囲気のある佇まいも、なんか気になる!
「あいとう」Tonbi
曲の構築の仕方が、すごく丁寧。音数にメリハリをつけることで抑揚もあるし、リズムの組み合わせかたが緻密だな~。イントロで旋律に副旋律が絡みにいく感じとか、たまらん…!
他の楽曲も聴いてみたんだけど、知ってる音がすごく多いかたなんだろうな~という印象。曲調によってサウンド感がわりと変化する。鉄琴や木琴が出てくる曲も多くて、パーカッションをしていた私は大歓喜です、はい。
「ようこそ」平日
歌詞に持っていかれた…! 《近所の犬の肉乳から 枝豆の匂いがして笑った》って一節に心を掴まれてしまいましたね。
着眼点がとても素敵だなぁ…と。だってさ、《あなたに見せてあげたかった》《わたしのふるさと》を語るときに《落ちていたキーホルダーを道路の脇に移して無事を祈った道》って、なかなか出てこないと思うんですよ。
きっと特別な何かを持ったかたなんだろうなと思いました。
「恥を知れ」しぇれん
とにもかくにも、声が好き。砂糖菓子のように甘いけど、どこか毒っけもあって。感情がぶわーって襲い掛かってくるような表現をしたら、どんな感じになるんやろ。
「long skirt」SaToA
もうね、ただただ心地よくって…。じんわり染みてくるよさに、泣きそうになりました。
3年半ぶりの新曲なんですね。しかも「ずっと温めてきた大切な曲」とのことで。なんか本当に「リリースしてくれて、ありがとう」のお気持ち。
聴けば聴くほど浄化されていく感じがしますねぇ…。
「レムリア」雪国
※動画は「レムリア」と同じアルバムに収録されてる別の曲
1曲選ぶなら…というので「レムリア」をあげたんだけど、EP『Lemuria』として丸っとよかった!
ボリューム満点インタビューも出ていたので、『Lemuria』を語るならこれを読んでからにしようかな。ということで、大声で「よかった!!めっちゃ好き!」とだけ言っておきます。
「インスタント・ラヴ」MIMiNARI
MIMiNARIは本当に期待を裏切らないというか。毎回、ワクワクする楽曲を届けてくれるよね…。
ご多分に漏れず、「インスタント・ラヴ」も最高。疾走感のあるトラックにnatsumiさんの色気が香るグルーヴィーなボーカル。何度も聴きたくなっちゃうな。
「大人になんて」Organic Call
オガコの良さを感じられる曲だな~となった。真っすぐなロックで、どこか不器用さが漂ってて、それでも希望を信じてて。
《あの子みたいにズルく生きていけたらさ/きっと未来は少しだけ/変わっていたか》なんて、たらればと考えながらも《こんな日々も今はそこまで悪くはないかな》って肯定する感じが、すごくいい。
代わり映えしない日常を生きる全ての人の応援歌だわ。
「愛才」なきごと
水上えみりさんは、私にとって「音楽を続けるという選択をし続けてくれて、ありがとう」と思う人のひとりだったりする。
今作はドラマ『それでも俺は、妻としたい』の主題歌なんですね。おめでたい…!
《曖昧なままありのまま/まさかのいかさま?まっさかさま》っていう最初のフレーズから超キャッチー。ずば抜けたワードセンスは、今作でも健在だなぁ…と思いました。メロディーラインもポップだし《愛も才も消耗品》って、思わず口ずさみたくなっちゃうね。
そして、ここまで書いてきて気づいた。想像以上に時間もかかるし、頭も使う…! 次回からは、コメント添えるのは10組抜粋とかにしよう…。
ということで、ここからはサクッとな感想に代えさせてくださいm(__)m
「百科繚乱」幾田りら
一聴して「なんか聴いたことが…」と思ったら、アニメ『薬屋のひとりごと』のオープニングでした。曲の始まりの《ゆらゆらり はらはらり》でグッと掴まれますよね。
しかも、間奏の楽器セッションもおしゃれでよい~。
「ステラ」えんぷてい
実は、とても好きなえんぷてい。昨年はライブも拝見できて、生だとより一層心地よかった。
こちらの「ステラ」は、2月14日にリリースされるEP『愛はいつもひとりきり』の収録曲だそうで。まだ公開されていない曲が、どんな感じなのかも気になる。
「Glitter」asobi
1st アルバム『JUNCTION』がリリースされたのを機に聴いたのだけど、「Glitter」は2022年の曲なんですね。INTROから始まるアルバムとしてストーリーテリングな作りとかKing Gnuを想起しました。
曲がおしゃれだし、アーティスト写真もおしゃれ。しかも、早稲田大学のサークルで出会ったメンバーだって!? なにそれ、気になる。
クラブでもライブハウスでもいける楽曲なのが強い。これから、いろんなイベントに引っ張りだこになりそうだなぁ~。
「異世界転調リクヱスト」V.W.P
あまりイメージないかもしれませんが、私は神椿がすごく好きなんですよ。よくこんなにも魅力的な魔女を集めたな…となるわけ。
もちろん、V.W.Pも好きで。個人的に、個々の表現力でぶんなぐりに来るような曲が多いイメージなんですが、「異世界転調リクヱスト」はポップでキャッチー。こういう感じももっと聴いてみたい。
「ひと春」声にならないよ
1月15日にリリースされたミニアルバム『愛を編む』の収録曲。
私が彼らを知ったのは、おそらく2021年にリリースされた「いらない」だと思うのですが、ますますポップセンスに磨きがかかっている印象。『愛を編む』も全曲が丸っとキャッチーで、J-POPのど真ん中をいくバンドだなと改めて思いました。
実はピックする曲を「恋する」と迷ったんだよな…。《ラスサビよりもAメロを/シナリオよりもノンフィクション/特別よりも日常を/大切にしたい君となら》っていう頭のフレーズが良すぎて。
「まだ、諦めてないだろ?」東京スカパラダイスオーケストラ
かっけええ!!! もう、この一言に尽きる。
アグレッシブなサウンドに疾走感のあるテンポ。ライブで聴けたら、最高に気持ちいいんだろうな…。
「君と踊れたら」ナツノセ
ナツノセさんはですね。リリースを見かけるたびに「ほうほう、今度はどんな神曲が?」と期待しているクリエイターさんのひとりです。
青く透き通った歌詞と晴れやかさとノスタルジーを両立したサウンドが、たまらんのですよ…。「君と踊れたら」の間奏もメロディックで、いいですよねぇ…。
2025/1/10~1/16は、19曲
ということで、ここまで紹介してきた楽曲をプレイリストにまとめてみました。
▽プライリスト(Spotify)▽
ちなみにこのプレイリストは、ところてん方式で回転させていく予定でいます。興味を持ってくださったかたは、フォローしてくれると嬉しいです!
それでは、また次週…!(の予定でいます)
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