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雑誌をぼーっと読めるのはノイズが少ないからだと気づいた

雑誌がちょうどいい

暇なときにはついスマホを手にとってしまう。でも見ると情報量の多さにかえって疲れてしまうからできればスマホは避けたくて、そんな私にとってちょうどいいのが、雑誌。

以前はたまに日経WOMANを買っていた。数年ぶりに再読した『もっともっとマイノート』でOURHOMEのEmiさんのファンになって、ちょくちょく話しに出てくるLEEを買ってみたらこれがちょうどよかった。


日経WOMANって笑っちゃうくらい同じ内容をぐるぐるしている。貯金、投資、キャリア、勉強法、保険、など。あんまり難しい内容にすると気軽に買ってもらえなくなるから、当たり障りのないテーマを当たり障りなく特集してるんだと思う。その平易さが心地よくて買っちゃってたんだけど。


LEEはファッション雑誌。興味なくはないけど滅多に買わないジャンルなので、特にLEEはきれいめママ?路線なのでEmiさんの影響がなかったらまず買ってなかったと思う。

でも買ってみると案外読んでて楽しい!

カジュアルめ、クール系のファッションもあるし、なによりファッション以外に料理や部屋作り、家事の話も出てくる。まさに30代ママ向け。しっかり刺さった。


そういうわけで、私のぼーっと読む雑誌は日経WOMANからLEEに変わったのであった。毎月立ち読みして、面白そうなら買っている。


でも、そもそもなんで雑誌はぼーっと読めるけど、本はそうできないんだっけ?


今日、妊婦健診の待合室で『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでいて、腑に落ちた。

おま俺なタイトル



雑誌はノイズが少ない

雑誌は書いてあることがだいたい想像できる。

ファッション、料理、家計、家事、だいたい知っている範囲の中で、「おっ!そんなのもあるんだ」「あ、うちも一緒だ」といった少しの驚きや嬉しさがある。

本は(内容にもよるけど)知らないことがたくさん書いてある。知らないこと = ノイズを受け止めるにはエネルギーが要る。余裕が要る。


もちろん、ファッション雑誌は写真中心なので受動的になれる、本は字だけなので能動的になる必要がある、というのはある。

とはいえ本のなかでもエッセイやハウツーは読みやすくて、やっぱり鍵はノイズの少なさなのだと感じる。


なんとなく手に取った『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』でそんな気付きが得られて、まさにこの思いがけなさこそが「ノイズ」なんだよな。

ぼーっとするのには雑誌やエッセイがちょうどいい。でもやっぱり、本を通じて未知の世界に出会うことも続けていきたい。

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