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買った本と、今日考えていること

今朝は今季初めての床暖房をつけた。つけてみると、あれ、こんなもんだっけ?久々だから温まりにくいのか、室温が意外と低くないから温かいと感じにくいのか。

ようやく寒くなった。でもまた明日からはまた少し暖かめの日々らしい。九州では11月に大雨警報が出たり、温暖化を感じつつ、一個人の無力さに途方に暮れる。ただただ子どもたちの幸せを願いながら、できることをやっていくしかない。



買い物ついでに書店へ

昨日は池袋まで冬用アウターを買いに行った。5年は着ているコートは子どもたちと遊ぶためにかがむと裾が地面についてしまうので、丈の短いダウンを求めていたのだった。

無事に買えて、ついでに本屋さんに寄った。ベビーカーだとなかなか足を伸ばすのが難しく、最寄り駅以外の書店は久々だった。やっぱり大きめの書店は楽しい。

買った本は4冊。


『クジラがしんだら』

死んで深海にしずんだクジラにあつまってくる生きものたち、「鯨骨生物群集」を描いた絵本。深海生物図鑑が大好きな長男がきっと喜ぶだろう、と買ってみた。

「あ、チョウチンアンコウだ!」「これ、クモヒトデじゃない?」と昨晩も今朝もじっくり一緒に楽しんでくれた。気に入ってくれて嬉しい。

去年は書店に行くたびに2冊も3冊も絵本を買っていたのだけれど、本棚は限られている上に童話館ぶっくくらぶから毎月2冊(来月から三男も追加して3冊)届くので、ここ数ヶ月は自分ではまったく本を買っていなかった。やっぱり、「これ好きかな?」と選んだ本を喜んでもらえるのはうれしい。

以前リビングの絵本を整理して(子どもに選別を頼んだら意外にもさくさく「いる」「いらない」を決めてくれて驚いた)、半分以上は2軍として物置部屋行きになってしまった。とはいえずっと読まないままでいるのももったいないので、ときどきリビングのものとこっそり入れ替えてみようかなあ、と考え中。


『あいうえおでんしゃじてん』

公平を期して、次男にもなにか1冊…と思って決めた。2歳にあいうえおはまだ早いが、電車の絵が豊富なので好きかな、と。

だが全く受けず、結局長男の方が読んでいた。

ひらがなの練習にはゆびでなぞるのがいい、と聞いたことがありそのうち一緒になぞれたらいいな。



『すべてがFになる』森博嗣

自分にもなにか…と探していたら目に留まった。タイトルと著者に見覚えがあって、どこかで誰かが(なんて曖昧なんだ)おすすめしていた。へえ、この人が勧めるなら間違いないな、と思った記憶があったので買ってみた。


『すべての、白いものたちの』ハン・ガン

尊敬している物書きの人がハン・ガンを好きだと言っていたので気になって買ってみた。韓国の小説は以前1冊だけミステリーに挑戦したけど挫折してしまった。なので読み切れたらこれが初めての1冊になる。

いま気づいたけど、タイトルが2冊とも「すべて」で始まっている。無意識に影響されたのかな。


産休に入って、出産までは読書しまくりだったけれど、産後は睡眠不足で読む元気がなくなる。今回もそのパターンで、ここ3ヶ月はまともに読めていない。でもやっぱり書店に来ると買ってしまう。読みたくなる。このnoteを書き終えたら読もう。



ジェンダーあれこれ

子どもを育てる身として、性にまつわるあれこれを一度自分のなかで整理しておきたいと思った。「ジェンダー」「セクシュアリティ」「多様性」「男女平等」など単語ばかりが氾濫していて、このままだとどこかで聞きかじったものを切り貼りして伝えるだけになってしまうからだ。

「ジェンダー」「多様性」といったふんわりした言葉ばかり先行しているけれども、実は「自分/他人の身体を尊重する」「性別の認識について」「働いたり人と関わるうえでの性別の扱い方」など実はかなり違う話がまぜこぜになっていることもよくあるのではないか。少なくとも私はすぐに切り分けて説明はできない。

書店の子育て本を見ていても性に関する本は多い。子育て本に限らず5-10冊読んで、自分の考えを整理したい。そうすれば軸を持って子どもに伝えられるはず。




「まともに読めていない」と書いたけれど、そういえば『ノンちゃん 雲に乗る』読んでいた。河合隼雄が勧めていた児童書。

まさに「子どもの宇宙」だと思った。子どもだけのものの見方、世界の捉え方をもっと大切にしたい、私にも少しそれを覗かせてほしくなった。

三人兄弟を育てるのは毎日大変だけれども、その世界を見せてもらえる機会がこんなにもある私は幸せ者だとも思った。これを書いたのが大人だというのもまた、すごいな。


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