「本気」の人は、美しい #gate, by sentence
人生、本気で生きてきたんやろか?振り返ってみると自信がない。
Zazen Boysの映像を見ながら、そんなことを考える。
Zazen Boysは、「本気」の姿を見せてくれるから…。
日々の自分を思い返してみると…。
必死に頑張って仕事しているつもりになりながら、甘いコーヒーを飲んでひと息もふた息もついてる。
人生をそんな「ちょっとひと息」ばかりで埋め尽くすなんて、耐えがたい。
なのに、あぁ今日もこんな感じやったなぁとか思いながら帰りの電車に乗ってTwitter見てる。社会人2年目になると「一生こんな感じで毎日が続くのかな」って不安になるって言うけど、社会人10年目になったって、たまにそんなこと思う。
わたしの本気って、簡単に途切れるなぁ。
…しかも、本気で頑張ることと成果とは、比例しない。
「これ、やってみてるけどホンマに意味あるんかよ」って、帰り道、知らぬ間に奥歯を噛み締めていることに気づく。
誰かの評価が欲しいわけではない。だから自分にとってくだらないと思っていることで褒められると、片腹痛い。「甘く見やがって」って思っている。自分が納得できる成果が欲しいだけ。
でもそう簡単に成果は出ない。徒労感に襲われながら、布団に入って眠る。
あぁまた、途切れそう…。
11月のわたしはそんな状態だった。
そして上記のZazenの動画を見てしまったわけで…。
おい!本気になっても、無駄か?
Zazenの姿が訴えかけてくる。
夜が更けてもわたしは夢中で動画再生を繰り返す。
画面の前で、わたしは考える。
「本気」は、途切れながらも続けていくもんちゃうんか。
そうやって積み重なる一瞬たちが、いつのまにか人生になるんやろ!?
四の五の、言い訳しとる場合か!!
明日も、たぶん帰り道には奥歯を噛み締める。
それでも本気でやるしか無くない?
だって、「本気」の人は、美しい。
無条件にそう思わせてくれたZazen Boysが、今のわたしにとって、何よりのごほうび。
ライティングを学び合う会員コミュニティ、sentenceのメンバーが月ごとに「特定のテーマ」についてや「自由投稿」という形でマガジン「gate, by sentence」を更新していきます。
11月のテーマは「自分へのごほうび」「おいしい話」です。このnoteは「自分へのごほうび」をテーマに、お届けしました。