#sentence自己紹介リレー sentenceに辿り着くまでのこと
自己紹介って、難しいです。
誰が興味あんねん!と、ついつい突っ込んでしまって、なかなかこのnoteが書けませんでした。
それでも歯を食いしばりながら、sentenceに辿り着くまでのことを書いて、自己紹介に代えたいと思います。
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■他の人には無いような能力が欲しい
とあるメーカに10年近く勤めて、いわゆる中堅と言われるぐらいの年齢になりました。
一般的に考えると、自分には勿体無いぐらいのお給料を頂いて、とても幸せな生活をしていると思います。
それでもふと、「これでいいんやっけ……?」という不安が湧いてきます。
「がむしゃらな感じが、なくなったね」
と、言われたことがありました。
確かに入社して間もない頃は、周りの人たちにできても自分にはできないことがたくさんあって、訳もわからないまま業務に追われていました。
きっとその頃のわたしは、がむしゃらに見えたのでしょう。
何年か同じ仕事をする中で、訳もわからないようなことは少しずつ減ってきました。
その分、わたしの中ではモヤモヤした焦りが膨らむ一方です。
優秀な人は、いくらでもいる。
皆ができることをいくら頑張っても、自分は頭打ちなのではないか。
何か他の人には無いような能力を持たないと、この先やっていけなくなるんじゃないか。
そんな気持ちに追われるようになりました。
しかし、「他の人には無いような能力」って言ったってな。
何やねん、それは……。
■他の人がまだ、価値だと気づいていないことを
漠然とした不安を抱える中で、仕事では、たまたま文章を書く機会が増えてきました。
これまでは、作文やレポートとかいう類のものは苦手だと思っていたし、積極的に文章を書くことはありませんでした。
それでも、仕事とあらば書くしかないので、書きます。
書くと、会社の人に添削されます。
そうすると、めちゃめちゃ悔しいです。
せっかく苦労して書いたのに!と思います。
それでも書いて、添削されます。直します。
次も、ゼロから文章を書いて、添削されてまた直して。
それを繰り返すうちに、悔しさが回り回ったのか
「……やったろやないかい」
と思うようになりました。
というのも、どうやら自分が今やっているような「文章を書く」仕事の経験者は、会社の中にはまだ少ないらしいと気付いたのです。
添削をしてくれるのも、限られた人だけです。
書く仕事をする人が限られているからこそ、まだ「文章を書く能力」の価値に気付いている人も少ない、この状況……。
他の人には無い能力って、つまるところ、他の人がまだ「その価値に気付いていない能力」ってことかもしれない。
他の人には無い能力が欲しいという焦りと、「やったろやないかい精神」が、このとき見事にマッチしたのでした。
■よこしまなヤツが一人、紛れ込んだ
そんなわけで、どうにか勉強できる場がないものかと「ライティング」「文章力」といったワードで検索をかけ、流れ流れて sentence に辿り着きました。
ライティングが「気付かれていない能力」だなんて、狭い会社の中だけのことであって、世の中にはライターさんがたくさんいます。
sentenceには、わたしなど比べ物にならないほど志高い方がたくさんいらっしゃいます。
そんな中へ、純粋に「書くことが好き」とも言えない、動機もよこしまなわたしが紛れ込んでしまいました。
「ちょっとやそっと勉強したって、大した能力にはならへんのちゃうの?」
「お前みたいなやつが、何になるん?」
……斜に構えた自分が、すぐにそんな声をかけてきます。
でも、もう入ってしまいました。
どうも慎重さに欠けるタイプのようです。
こんな「よこしまな」わたしではありますが、何卒、許してやっていただければと思います。
フクダ
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読んでいただき、ありがとうございます!