自殺の報道に心を揺さぶられてしまう私の話
自殺の報道ってたまにありますよね。有名人が自殺するとかなり大きなニュースになります。悲しい人、何も感じない人、色んな感じ方をする人がいると思いますが、私は、死にたいと思ってしまいます。
自殺の報道に心を揺さぶられてしまうのは私だけではありません。ウェルテル効果って言葉があります。
このような自殺の報道のリスクは近年かなり問題視されており、自殺の報道は慎重に行われています。厚生労働省も自殺の報道に関してメディアにお願いをしています。(興味がある方はこちらをクリック)
ではなぜ、自殺の報道によって死にたくなってしまうのか?
はっきりとした理由はわかりませんが、
もともと自殺願望がある
人の判断は他人に影響される
からではないでしょうか。
もともと自殺願望のある人が、センセーショナルな自殺報道に触れることで、自殺に対する否定的な感情が弱まり、肯定的な感情に傾くのではないでしょうか。
私の場合、自殺の報道をみると、「あ、別に自殺してもいいんだ」って思っちゃうんです。私は普段から強く死にたいと思っているわけではありませんが、生きたいともあまり思っていません。生きるエネルギーが低い状態です。自殺は良くない気がするし周りに迷惑をかけそうだからしませんが、自殺の報道をみると、「あ、その判断もありなんだ」という気持ちになるのです。そして、自殺をするという考えが頭をよぎってしまいます。
強く死にたいと思っているわけではない私ですらこのような影響を受けるのですから、普段から強く死にたいと思っている人は、もっと影響を受けるのではないかと思います。
だから、自殺の報道は慎重になるべきなのです。
ウェルテル効果という言葉の反対の概念の言葉として、パパゲーノ効果というものがあります。
メディアは大きな影響力を持っています。報道によって自殺を増やすことも抑制することもできます。だからこそ、自殺の報道にメディアは慎重になるべきなのです。また、今はネットで誰もが発信できる時代です。私達も発信には気をつけたいですね。
ここまで読んでくれてありがとうございます。自殺の報道をみても死にたくなることはない人が、世の中にはこんな人もいるんだな〜と思ってくれたら嬉しいです。
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まもろうよ こころ |厚生労働省