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「もう少し頑張りたい」くらいが今はちょうどいい。

結婚して、東京から南九州に引っ越してきて、3人の子育て中です。

いつもいつも

「本当はこんな私じゃないの」
「専業主婦だけにはならないと決めていたのに」
「こんなはずじゃなかったのにーーー!」

と闇の中でもがき続けていた私が、ちっちゃくお仕事をさせていただくようになりました。

退職、結婚、引っ越しで自分を見失った

地方に引っ越してきた17年前。
ギリギリまで働いていた前職(秘書)の経験を活かした何かで働けないかとハローワークに行きました。

が!

「前職は秘書さんだったのねー。残念だけど、ここで秘書という仕事はないのよ。それからね、お給料の感覚は東京とは全然違うのよ」と言われた私。

「がーん」となりながら、条件を変えて検索するものの、若くてプライドも高い私の条件にひっかかってくれた求人数は片手で数えるほどもなかった記憶があります。

高望みをしたつもりはなかったんだけどな。

夫が経営者ということもあり、どこで何をするかは意識した方がよかったし(頼まれてはいないけれど)、長い間モヤモヤすることとなりました。

絶対にやりたいこともなかったし、
自分の軸もなかったし、
"今ある”ことに感謝する心もなかったし、
ないことにばっかりに目をむける「ないない星人」だったし、

そんな私は、住む場所を変えたことを後悔するばかりでした。

とはいえ、子育てが始まり、ワンオペ地獄に入り、体調を壊し、ジェットコースターに乗っているような日々に翻弄されていたので、

「わたし」で社会と関わりたいという気持ちはありつつも月日がたっていきました。

その後、子どもが少しずつ離れていくタイミングで、小さく起業してみたり、パートをしてみたり。

でも何かがうまくいかなかったり、お邪魔が入ったり、現実的に難しくなったり(きっと神様が教えてくれていたのだと思うのですが)で、

結局、昨年度末のパート退職まで悶々とし続けていたような気がします。

そう、あれです。
”何者か”になりたかったのです。

"何もしないをする”ことを決めた

昨年12月にパートを辞めて、疲れ果てていたこともあって

「一度、何もしていない自分をOKとしよう」と決めて(相当疲れていたね)、

朝寝をしたり(朝が早いため、家族を送り出した後に一度電池がきれる)、
韓国ドラマを見たり(シリーズものの長いこと!)、
漫画喫茶に入りびたったり、
時間も決めず図書館を歩き回ったり(素敵な図書館があるのです)、
友達と会ったり、陶芸をしてみたり、旅行に行ったり、

最低限のこと以外は欲望のままに生きる時間を5ヶ月ほど過ごしてみました。

何もしていないのだけど、凪状態でいることで、私が私を取り戻していく感じが実感できて、

結局、自分をきつくしていたのは自分だったことに気づくというおまけ付きの5か月間。

舞い込んできた小さな仕事

そんなある日、

お世話になった女性起業家の方に、会話の延長線上で「私の仕事を手伝ってみない?」とお声がけいただいたんです。

私にできることなんてあるかしら?と思ったものの、本能に突き動かされて「はい」と即答。

やることも条件も何も聞いていないのに即答。

自分でもびっくりの即答。

即答したからには、体当たりでもやっていくのみ!

彼女も人を雇うのは初めてとのことで、どんなをサポートすればいいかもまったくわからず、何ができるのかもわからず、体当たりの手探りです。

そんなこんなで始まったお仕事。
全てオンライン上なのではありますが(オンラインだからこそ子育て中の私でもできることもある)、

☑毎日彼女が配信している文章や音声のチェック
☑出張時のホテルさがし
☑受講生さんのサポート
☑講座の会場探し
☑全国からいらっしゃる講座生さんの当日のサポート
☑新しい商品のLPづくり

などなど、多種多様なお手伝いを今までさせてもらいました。

彼女の仕事全体の数パーセントしかしていないのかもしれないし、

今のところ不得意でお受けできなかった仕事もあるけれど、

ありがとうの言葉をいただけたり、何より純粋にやりがいがあって、少しでも力になれたらという気持ちが私を前向きに動かしてくれています。

子ども達がいつか手を離れたら、やれることも増えてくるかな(脳の衰えに少しでも抗っておこう)?!

空白をつくったからこそ舞い込んできてくれたこと

「何者かにならなくちゃ」とか「何か仕事をしていなきゃ」の気持ちを持ち続けていたら、

きっとこんな展開にはなっていなくて、今も悶々と、あるいは焦って過ごしていたと思います。

パート退職後の5ヶ月間を、凪状態で自分を甘やかしまくって過ごしていたらこそ、自分の中に空白ができて、こんな展開になれているのだなと素直にそう感じています。

時間も体力もまだまだ子ども達に差し出すことが多いので、

今は頼まれたことにプラスしてアンテナを張ったり、調べたり、意見をお伝えしたりするくらいの「ちょっとがんばる」が、私に無理なくできること。

時間と体力があれば、もっと精力的にやりたいくらいなのですが(望まれるかどうかは置いておいて)、

「もう少しやりたい」くらいの気持ちで「ちょっとがんばる」くらいが、今の私にはちょうどいいのかなと思う日々です。

書いていて気づいたこと

話は少しそれますが、今、このnoteを書いていて、ん?これって…と思ったことがありました。

それは「今私がさせてもらっている仕事って、かつての秘書仕事に似てる?!」ということ。

さきほど書いたものに照らしあわせてみても

☑元ボス(国会議員)の口述筆記の文章チェック
☑出張時の交通手段の確保
☑後援会の方々のサポート
☑講演の会場探し
☑地元から陳情に来られるかたの当日のサポート
☑パーティーや選挙の資料づくり

わわわ、重なるー!

ということはです。
やっぱり秘書業というか、人をサポートする働き方が私は好きなのですね。

この年齢まで気づけなかった自分よ…!


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