私は私の人生の主人公であると言うこと
私は、朝の出勤時、いつも何かしらポッドキャストなどの音声コンテンツで、対話しているものを選んでよく聞いている。
昨日の朝も聞こうとしたが、ふと車から見える通学や通勤のためどこかに向かい歩く人を見ながら、この1人1人にそれぞれの人生があり、それぞれの物語があるんだなぁと言う事を考えはじめてしまった。
私は、私の物語の主人公であるけれど、街ゆく人も、その人の物語がある。
人は色んな人と交わっている。
面白いもので、色んな縁という糸の様なものでつながり合っている。
でも、私から見るあなたと、あなたからみる私では、立場が違い、役柄もきっと違うのだ。
私の物語では、私の家族も、猫も、仕事の仲間も友達も、重要な人物だけれど、
立場が違えば相手から見る私は重要人物ではない事など、多々あるだろう。
そういう事は、意識して考えようとしないと、すっかりと頭の中から忘れ去られているんだなぁとしみじみ車を運転しながら思った。
私は人から見られる自分を常に意識してしまう所がある。
でも、よくよく考えてみたら、
この物語の主人公は私なのだ。
なんて弱気な主人公なんだ!
なんて面白くない物語なんだ!
と、私だったら読むのをやめてしまうんじゃないかと思ってしまう。
そうなんだ。
私は私の物語の主人公。
ならば、やはり面白い人生を過ごして、たくさんの出会いと別れを経験して、紆余曲折ありながら成長し、最後には感動して涙が出る様な素敵な物語の主人公になりたいではないか!
そう思うと、なんだか色んな事がワクワクしてくるから不思議だ。
私は私の物語がどんな話なのか、これからどうなっていくのかさっぱりわからない。
あくまで主人公ではあるが、作者ではなかったから。
でも、自分の人生は残りどのくらい残っているのかわからないが、今、それに気づけたなら、ここから先は私が作者となり、思い描く人生という物語を、楽しく有意義な面白い話にできるかもしれない。
そう考えたら面白そうだ。
面白いと思う人生物語。
これは私の人生の物語。
他人が面白いと思ってくれなくても、私が心から面白いと思う物語がいい。
そんな物語を思い描き、そのシナリオに沿って演じてみたい。
思い描いたシナリオ通りにいけるかどうかは分からないけれど、それもまた私の物語。
そんな事をふと車の中で考えたのだ。
夏の暑い雲ひとつない空を見ながら。