見出し画像

2011年3月11日

この日を忘れられない人は多くいると思う。


私もそのうちの1人。
地震は埼玉県でもかなり大きく揺れた。
私はその時臨月。
大きなお腹で、必死につかまって、不安になりながら外に出たけど、オロオロしてる間にまた2回目の大きな揺れ。

とにかく只事ではない。

まず1番はお腹の赤ちゃんが今産まれようとしたら、、、
と言う不安がきて、でも、その後は旦那が帰れるのかという不安。
とにかく心細い時間がとても長く感じた。
夫が無事に帰れたけれど、エレベーターが使えず、車椅子のため家に上がれない。

仕方がないから一緒にご飯を食べに外に。
いつも通っているショッピングモールが大変な事になっていて、また不安になる。
ショッピングモールのあちこちに、地震の影響でヒビが入っていたり、地面が割れた様にコンクリートが浮いている所があったり、、、

家に着いてなんとかエレベーターが動いてくれて、部屋に入った時に安心感。

テレビをみて、怖くて悲しくて事の大きさに本当に辛い時間だった。


その後数日で子供が産まれた。

幸せな本当に幸せなはずなのに、TVから流れるニュースは原子力発電所が爆発している様子や、津波の様子が流れ、物も足りなくて困っている状況。
本当は豪華な食事のはずの産後の食事も、物がなくて質素に。


それでも小さな命が誕生して、それを守らなきゃと思っていた。


あれからもう13年という時が過ぎた。

赤ちゃんが中学生になった。

でも、この日を迎えると、本当に色んな事を思い出す。
そして、この何気ない毎日のありがたさが身に沁みて、我が子を本当に愛おしいと思う。


多くの方が亡くなられたこの日。
絶対にこの日を忘れない。


亡くなられた方々、本当に辛かったし怖かったと思う。
ご家族や大切な方々を亡くされた方も、残された方は生きる事が辛かったと思う。

全ての方々のご冥福をお祈りします。

いいなと思ったら応援しよう!